Flassa3D
Flassa3Dは暗証番号や指紋認証、ICカード、リモコン、アプリで解除できるEPICの電子錠です。無電圧a接点が搭載されているFlassa3Dは、別売りケーブルで電気施解錠ボタンを備えたインターホンと接続し、リビングにいたまま電子錠の操作をすることができます。Flassa3Dは開き戸に対応しており、室内機の形状は横型です。Flassa3Dの室内機に付属する電池カバーにはブラック、ホワイト、チョコレートの3色が展開されており、インテリアや扉のデザインに適したものを選択可能です。
製品の操作権限や登録できる鍵の数は、Flassa3Dで設定する利用者レベルによって異なります。Flassa3Dの利用者レベルには、電子錠の初期化ができる「最高管理者」、ユーザーに関する設定や変更が可能な「一般管理者」、管理者以外の「ユーザー」、制限日時や曜日のみ解錠できる「ゲスト」の4つがあります。暗証番号での解錠の場合、最高管理者と一般管理者で6~12桁、ユーザーは4~12桁の任意の数字を設定して電子錠を解錠できる仕様です。1度しか使用できないワンタイム暗証番号もあり、活用すると普段使用している電子錠の暗証番号を知られるリスクがありません。一般家庭はもちろん、民泊などの施設での活用にも適しています。Flassa3Dの指紋認証では、最高管理者と一般管理者が10指まで、ユーザーは100指までの指紋登録に対応しています。指紋での認証は、鍵の出し入れを行うことなくワンタッチで電子錠の操作が可能です。FeliCa®やMIFARE®に対応するICカードは、最高管理者と一般管理者が10枚、ユーザーが200枚まで登録可能です。定期券入れや財布など、いつも持ち歩いている物に入れておけるため、紛失のリスクが少ない認証手段となっています。
別売りパーツの用意や接続環境を整えることで、リモコンやインターホンなど少し離れた場所からも電子錠を運用できます。Flassa3Dでリモコンを使用する際、最高管理者と一般管理者は5個まで、ユーザーは10個までのリモコンを電子錠に登録できます。リモコンでFlassa3Dを操作するには、電子錠本体以外にリモコンやリモコンモジュールといった別売り品が必要です。EPICのFlassa3Dでは、万が一リモコンを紛失しても、登録していたものを削除することで使用不可にできるため、不正解錠の被害を最小限に抑えられます。
スマートフォンで電子錠を施解錠するためには、Flassa3Dに対応する専用アプリを事前にインストールする必要があります。アプリでの解錠を活用すると、いつも持ち歩いているスマートフォンが鍵の代わりになるため、鍵を別途管理する必要がないほか、鍵を鞄から探す手間もなくなります。自宅や会社などにWi-Fi環境があれば、別売りのEPICのWi-Fiブリッジを準備することで、遠隔地からの操作や、登録済み暗証番号の変更、カードや指紋の削除が可能です。アプリによる鍵の運用は、子どもの帰宅をスマートフォンで確認したり、遠方に住む家族の在宅状況を確認したりするのに役立ちます。Flassa3Dと連動させたスマートフォンのアプリで合鍵を送付すると、工事やリフォームの業者など、定期的に出入りする訪問者と安全に鍵を共有できます。Flassa3Dでは室外機にBluetoothが搭載されているため、スマートフォンとの無線通信が可能です。無線通信で製品の位置情報をキャッチするため、荷物を抱えていてもスマートフォンを所持した状態で近づくとスムーズに電子錠を解錠できます。
EPICのFlassa3Dには、切り替え可能なオートロック機能が備わっているため、施錠忘れのリスクを減らすことが可能です。オートロックが機能した状態のFlassa3Dでは、扉の閉まりを検知してから約2秒後に電子錠が自動施錠されます。Flassa3Dには、扉が解錠されて一定時間経つと施錠される自動再施錠機能や、7秒ごとに音が鳴る施錠忘れお知らせ機能も存在します。そのほかFlassa3Dには、室外からの不審な解錠を無効化するおやすみ強制ロックや、ダミーの数字を付加して入力できる暗証番号ごまかし機能など、安全をサポートする機能が豊富です。
電子錠本体は、既存の鍵穴を利用するか、新規で扉に穴を開けて設置します。設置前に、扉の厚みや室内機、室外機、ストライクを設置するスペースの有無を確認してください。Flassa3Dは厚みが30~45mmの開き戸に対応しており、鍵穴から扉の先を表すバックセットの対応値は、31~85mmです。Flassa3Dの室内機は横向きのため、縦にあまりスペースがとれない扉でも取り付けが可能です。Flassa3Dは乾電池式の電子錠のため、電気錠のように大がかりな工事が難しい扉にも設置できます。Flassa3Dには単3アルカリ乾電池4本が使用されており、電池が切れた際は、操作時にピーピーピーという音とともに電池不足ランプが点灯します。EPIC 電子錠のFlassa3Dの電池が切れた際は、室外機下部にある緊急時給電部に5V出力のモバイルバッテリーなどを接続してください。緊急時給電部の規格は、スマートフォンの充電器などに使われているUSB-Cです。5V以外は、Flassa3Dの故障原因になるため、使用しないよう注意してください。Flassa3Dの導入時は、ストライクや室内機の設置台紙などを扉に当てながら開閉し、デッドボルトが正常に出し入れできるかをチェックして取り付けるとスムーズです。