カード認証リーダーKJ-150(かーどにんしょうりーだー)
近年、オフィスやマンションなどの建物の自動ドアに入退室管理を目的とした認証リーダーを設置する企業や施設が増加しています。なかでも、カード認証はカードを日常的に手軽に携帯でき、かざす動作にも抵抗を感じる人が少ないため、多くの自動ドアで入退室管理の手段として新規・後付けの両方で導入されている認証方法です。カード認証の仕組みは、管理者が入退室権限を付与したカードを発行し、利用者がそのカードを認証リーダーにかざすことで、自動ドアなどの接続機器が解錠します。カード認証なら指紋や目などの個人の生体情報を提出する必要もなく、利用者の心理的な負担が軽減できます。カード認証に利用されるカード内の情報は、多くの場合識別情報が暗号化されているため、カードの複製が困難で正確な認証が行えます。カード認証に利用できるカードにはFeliCaやMifareなどさまざまな規格があり、1台で複数の規格に対応したリーダーも選択可能です。新たに発行するカード認証の専用カードだけでなく、交通系ICカードやICチップが搭載された社員証など、普段使い慣れているカードをそのまま入退室管理に利用できるため、利便性が向上し導入コストもおさえられます。カード認証は、生体認証に必要なセンサーやカメラなどの高度な技術を認証リーダーに搭載する必要がなくシンプルな構造のため、比較的安価で導入可能です。自動ドアにカード認証を導入すれば、入室権限のあるカードを所持した利用者のみが出入りできるようになり、建物のセキュリティが向上します。暗証番号認証などほかの認証方法と一緒に組み合わせてカード認証を利用すれば、二重認証でさらなるセキュリティの強化が可能です。
KJ TECH japanは、世界トップ水準の技術力を持ち、50ヶ国以上で80万台以上の導入実績を持つ韓国の企業「KJ TECH」の製品を日本国内で扱っています。KJ TECH japanは指紋認証やカード認証などさまざまな認証方法に対応した入退室管理システムや、防犯カメラや警備システムと連動させた総合的なセキュリティシステムの構築が可能で、建物や従業員のセキュリティの自動化や、情報漏洩防止などさまざまなセキュリティ課題の解決に取り組む企業です。KJ TECH japanのKJ-150は、既存の自動ドアに後付けできる入室管理システムに特化したカード認証・暗証番号認証リーダーです。認証方法をカード認証と暗証番号に絞っているため、テンキーのみのシンプルで黒をベースとした落ち着いたデザインは、オフィスや公共施設、ホテルなどの宿泊施設といったあらゆる場所の自動ドアに自然に馴染みます。KJ-150のカード認証は、世界中で広く普及し安価で大量生産に適したMifareカードに対応しています。KJ-150は、12Vから24Vの電源入力に対応しているため、既存の上部センサーの配線を延長してそのままカード認証を利用でき、新たな配線工事の手間を大幅に削減可能です。KJ-150は、防雨型IPX3により機器が雨風の影響を受けにくく、多少濡れていてもカード認証や暗証番号認証の精度は維持されます。屋外の自動ドアに設置しても機器の内部まで水が入らないように設計されているKJ-150なら、動作が安定しており利用者のストレスや管理コストの増加を防ぐことが可能です。JEM-A端子接続によってインターホンと電気錠の連携が可能なKJ-150は、来訪者の確認と解錠を同時に遠隔で行うことができ、入退室管理を効率的かつ安全に実現させます。KJ-150は、機器単体でカード認証や暗証番号認証の登録・抹消が簡単に操作可能なため、利用者登録などの管理作業が短時間でスムーズです。
今まで入退室管理システムが導入されていなかったオフィスビルには、KJ-150によるカード認証システムを後付けで設置することが最適です。KJ-150なら既存の自動ドア感知センサーの配線にそのまま接続してカード認証の運用ができるため、工事が比較的簡単で導入コストもおさえられます。高温や浸水の恐れがある場所でなければ、雨風のかかる屋外のエントランスへKJ-150を設置し、カード認証を利用しても機器の動作に問題ありません。KJ-150はカード認証だけでなく、暗証番号認証にも対応しているため、カードを忘れた場合でも暗唱番号認証により入室が可能です。KJ-150単体でカード認証や暗証番号認証の登録・削除などの運用が可能なため、管理サーバーの利用やパソコン外部システムにアクセスする必要がなく、カード認証利用者の入れ替わりや一時的な暗証番号認証の利用者登録などが現場で迅速に対応可能です。KJ-150のカード認証では、ICカードの登録が999枚まで可能なため、多くの利用者や来訪者に対して個別のカード発行がスムーズに行えます。インターホンと接続して親機からKJ-150が設置された自動ドアの解錠ができるため、来訪者の確認と同時にドアの解錠を行え、セキュリティと利便性の両立が実現します。シャッターや駐車場ゲートなどの各種電気錠や制御盤にも対応しているため、オフィスビルだけでなく倉庫への資材搬入や、オフィスビルを訪れた利用者専用駐車場などでもKJ-150のカード認証や暗証番号認証を利用できます。