カード認証リーダーKJ-3300 (かーどにんしょうりーだー)
指紋認証は生体認証のひとつで、個人の指の指紋を利用して本人確認を行う技術です。生体認証のなかでも指紋認証はとくに歴史が古く、世界では主に警察の犯罪捜索に用いられてきました。近年では指紋検出技術や認証判別システムの研究が進み、技術の進化により指紋認証の精度が一層高まっています。指紋認証は双子などで外見が似ていたとしても、唯一無二の指紋情報を利用し確実な本人確認を行えるため、なりすましなどによる不正侵入を強力に防止できます。指紋認証の利用方法は、あらかじめ指紋認証リーダーに個人の指紋を登録し、入退室時に指紋認証リーダーに登録した指をかざします。登録された指紋と本人の指紋が一致すれば、指紋認証リーダーが設置されたドアが開く仕組みです。
世界最高峰のセキュリティ技術を誇る指紋認証などの生体認証や入退室管理システムの導入・販売企業であるKJ TECH japanのKJ-3300は、世界最速の指紋認証にも対応した入退室管理システム搭載の認証リーダーです。KJ-3300の指紋認証は、最大50,000個の指紋を登録できるため、大規模なマンションや企業、公共施設など多数の人が利用する建物や施設でも十分に対応可能です。KJ-3300は最大500,000件の膨大な数のイベントログを履歴として残せるため、長期間の指紋認証による入退室記録などを頻繁に外部のデータに移す手間や管理コストをおさえて、効率の良い運用が行えます。KJ-3300に搭載されている500DPI光学センサーは、周囲の明るさに応じて自動的に調整を行う明るさ調整機能を備えているため、あらゆる照明環境下において安定した認証を実現します。360度どの方向に指を置いても読み取りが可能な点も、KJ-3300の高精度な指紋認証センサーの特徴です。指紋認証の際に2,000個の指紋であれば0.1秒で照合でき、50,000個の指紋でも1秒以下で読み取り可能です。KJ-3300のスケジュール管理や勤怠管理機能により、自動ドアの運営時間を設定したり、休日を設定したりして、特定の曜日や時間帯で特定の利用者の入退室を許可するなどの柔軟な設定ができます。KJ-3300は不審者などの侵入や火災を検知した際に通知を行う侵入検知センサー機能を利用し、異常発生時に即座に対応可能です。とくに火災を検知した場合は、KJ-3300が接続されたドアが指紋認証なしでも自動的に解錠され、緊急時の避難や救助活動を迅速に行うことができます。KJ-3300はオプションでマルチスペクトルイメージングセンサーを搭載し、真皮認証の導入が選択可能です。真皮認証とは指紋の表面だけでなく、その下の真皮層まで特徴を読み取ることで、より高度な本人確認を行う指紋認証技術です。KJ-3300の真皮認証により、本人以外のなりすましを高精度で検出でき、セキュリティレベルの向上に役立ちます。指紋認証時に指の表面が濡れていたり汚れていたりしても、真皮層の情報を利用することで指紋認証の認証精度が下がりにくいことも特徴です。KJ-3300は、指紋認証のほかにもカード認証や暗証番号認証といった認証方法も利用でき、状況やセキュリティ要件に応じて柔軟に運用できます。
KJ TECH japanの多機能で高性能な指紋認証リーダーKJ-3300は、とくに高度なセキュリティと効率的な運用が求められる大規模施設や、多様な認証ニーズを必要とする環境で実力を発揮できるのが特徴です。大規模なタワーマンションなどの集合住宅では、メインエントランスや駐車場、ゲストルームなどの共用施設へのアクセスに物理的な鍵を使用すると、使用許可を得た住民への一時的な鍵の受け渡しや管理に手間がかかり、紛失や不正利用のリスクが高まります。指紋認証が利用できるKJ-3300を導入すれば、居住者や業者などの利用者はメインエントランスを指紋認証で通過できるようになり、必要に応じて暗証番号認証やカード認証を用いて共用施設に入室できるように設定も可能です。指紋認証を利用することにより物理的な鍵を持ち歩く必要がないため紛失リスクが大幅におさえられ、両手が荷物などで塞がっていても指1本で簡単に認証でき、利便性が向上します。居住者や定期的に出入りのある業者など多くの利用者に対応し、いつ誰が利用したかを記録として残すこともできるため、トラブル発生などの場合、調査の際に迅速に対応可能です。火災を検知した際にはKJ-3300に接続したドアが自動的に解錠されるシステムを利用すれば、災害時に居住者や利用者の避難経路を確保できるため、迅速な避難が可能で安全性も高まります。美術館や博物館などの重要文化財を保存・展示する施設では、高価な美術品や歴史的価値のある文化財が保管されている収蔵庫や展示準備室などへの入退室を厳重に制限することが必要です。KJ-3300の指紋認証のオプションで真皮認証を導入すれば、より高度ななりすまし防止が実現します。学芸員や修復師などの限られた関係者のみが入れるエリアへはさらに暗証番号認証やカード認証などと組み合わせた最高レベルのセキュリティを導入することで、不正アクセス防止や抑止効果も期待できるのです。