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ウォークスルー認証(うぉーくするーにんしょう)

ウォークスルー認証とは、カメラで撮影された顔画像のみを用いて、立ち止まることなく自然に歩いている人物を認証するシステムのことをいいます。暗証番号入力やICカードの提示は必要なく、多くの利用者がウォークスルーで認証を行えるので、認証時の手間がかかりません。ウォークスルー認証は、スムーズな入退室とセキュリティ性の両立を可能にした認証システムです。ウォークスルーでの認証は、事前に撮影して登録した人物の顔画像と、施設内に設置した顔認証用カメラで撮影した顔画像を照合する顔認証で行います。顔認証は、認証機器のカメラに顔を映した際に、映した顔を登録された顔が同一人物かどうか照合する技術です。顔認証には、顔の情報を平面として読み取る2D認証と、立体的に読み取る3D認証があります。顔の大きさや、目や鼻などのパーツの位置関係と登録データを照合するのが2D認証で、赤外線センサーにより顔を読み取るのが3D認証です。3D認証は顔のデータを立体的に捉えるため、骨格の違いなどの顔の凸凹も読み取れます。ウォークスルー認証に用いられるのは3D認証です。顔認証の顔画像には、その人物の顔の立体形状を推定した画像を使用します。カメラに映る顔の角度がウォークスルーでさまざまに変化しても、登録した顔の立体画像を用いて顔認証できるのが、ウォークスルー認証です。
 
顔認証を用いるウォークスルー認証は、入退室管理システムとして運用することもできます。たとえば、ウォークスルーでの顔認証が可能な認証機器と、オフィスの玄関や廊下に設置した監視カメラ、顔認証の結果を表示するモニターを連携させて活用します。そうすると、顔画像を登録している従業員のみをウォークスルーで通行許可するように設定できます。顔認証は顔という生体情報を認証するため、暗証番号の漏洩、認証カードの貸し借りなどのリスクも軽減します。また、複数の人物が1度にウォークスルー通行しても、全員の顔認証を同時に行うことが可能です。出退勤時などの通行が集中する場所や時間帯においても混雑が解消され、通行量を制限する必要がなくなります。
 
監視モニターに表示されるウォークスルーでの顔認証結果は、管理者へ通知することが可能です。顔画像の登録がない人物や権限のない人物がウォークスルーで通過した場合には、警告を発するように設定することもできます。警告する設定をしておくと、ウォークスルーでのなりすましや共連れによる不正な入退室が発生してもすぐに検知することができます。顔画像のログは保存して後で確認できるため、ウォークスルーで不正入室が発生しても、後から現場を確認することができます。顔画像が保存できることは、不正な入退室に対する心理的な抑止効果にもつながります。ウォークスルー認証を導入した際のそのほかの活用方法として、企業では重要顧客の顔画像を事前に登録しておくと、その顧客の来訪をいち早く検知することできます。迅速な対応が可能になるので便利です。店舗においては、万引き犯などの不審人物の顔登録をして来店を検知、警戒する活用方法もあります。ウォークスルー認証では、通行者の顔認証結果と顔画像を記録し保存することができ、後で履歴を確認できます。履歴はカテゴリー分けすることも可能です。ニーズに合わせて、登録者、未登録者、重要顧客、不審人物などのカテゴリーに分けることができ、ウォークスルー通行履歴の確認がスムーズに行えます。
 
ウォークスルー認証に用いる認証機器には、ウォークスルーでの顔認証が可能な機器を選ぶ必要があります。高い技術力と高度なアルゴリズムを採用した生体認証製品やシステムを取り扱っているKJTECH&KJTECHjapanは、さまざまな特徴を兼ね備えた顔認証リーダーを取り扱っています。KJTECH&KJTECHjapanの顔認証リーダーFE-600は、認証機器に顔を映すだけで認証可能なため、非接触で衛生的に利用できます。両手が荷物でふさがっていても、荷物を下ろすことなく認証が可能です。認証速度は世界トップレベルの1秒未満で、超高速認証を実現しています。2~3m離れたどの位置からでも認証が可能で、顔が枠に合っていなくても認証できるという特徴があり、ウォークスルーでも人物の顔を検知できます。また、マスク着用時や眼鏡装着時にも認証できる機能もあり、認証のたびにマスクを外す必要がなくウォークスルーで通行可能です。カメラには動態検知機能が搭載されていて、映像内で物体の動きを検知します。この機能は、防犯カメラや監視カメラなどにも用いられる機能です。顔を偽造しての認証はほぼ不可能とされていますので、なりすましの防止効果があります。顔画像の登録は最大で5万人まで登録可能で、登録人数の上限を気にする必要がありません。これらの特徴を備えたFE-600は、ウォークスルー認証に必要な条件を備えた認証機器のひとつです。
 
ウォークスルー認証は、立ち止まることなく本人確認ができるため利便性に優れた認証システムです。入退室管理システムと連動することもでき、オフィスのセキュリティ性向上が期待できます。認証機器を選ぶ際には、ウォークスルーでの認証に適した機能を備えているか確認することが大切です。

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