ゼウスロック(ぜうすろっく)
ゼウスロックは株式会社ジャパンキーサービスが販売する、住宅や賃貸物件に適した簡単に取り付けができる電子錠です。電池式なので電気錠のような配線工事は必要ありません。ゼウスロックは比較的短い時間で設置ができ、基本的にドアや壁に穴をあけることなく取り付けが可能です。退室時に原状回復できる電子錠なので賃貸物件にも対応しています。取り付け可能なドアのタイプは、厚さ30~50mmの開き戸となっています。
ゼウスロックの電源は1.5Vリチウムイオン、またはアルカリ単三形乾電池を4本使用しますが、リチウムイオンの充電池(充電式)には対応していません。電子錠の電池の寿命は、平均的な家庭の使用とされている1日約10回の使用で約12ヶ月となっています。ゼウスロックの電池交換は、必要な時期に赤ランプの点滅でお知らせがあります。交換時期を過ぎて電池を切らせてしまった場合は、非常用電源としてアルカリ9V角型乾電池を利用して戸外から解錠することが可能です。ゼウスロックの大きさですが、室外ユニットは66mm[W]×129mm[H]×20mm[D]、室内ユニットは71mm[W]×129mm[H]×41.5mm[D]となっています。黒を基調としたゼウスロックはどんな素材や色の玄関扉にもマッチするシンプルなデザインの電子錠で、専用のカードキーが4枚付属しています。
ゼウスロックの解錠方法は、3WAYで暗証番号・カード・リモコン(オプション)を採用したキーレスなので、鍵の紛失や不正解錠を防止できます。カードはICカードとゼウスロックに付属のものを合わせて200枚まで登録可能です。交通系ICカードはSuica、PASMO、ICOCA、SUGOCA、電子マネーカードならnanaco、WAON、楽天Edyがゼウスロックでは使用できます。通勤や通学で使っているICカードと合わせられるので手持ちの荷物も減らせます。ゼウスロックの暗証番号は、4~12桁の間で設定ができます。万が一忘れてしまっても、ドアが開いていればその場で暗証番号を変えることができる電子錠です。
電子錠ゼウスロックの機能は「オートロック」をはじめ、解錠してもドアを開けなかったときに再度施錠する「リロック」や、5回以上の間違った番号を入力するとしばらく作動させず警告音が鳴る「いたずら防止」があります。そのほかの機能として、ゼウスロックは長時間の就寝時や日中の在宅の際にも戸外から開錠が不可能になる「お休みロック」や、不在時にドアポストなどから戸内側のサムターンを回しての侵入を防ぐことが可能な「お出かけロック」があり、ゼウスロックはとても防犯性の高い電子錠と言えます。
夜遅い帰宅時など、近所に電子錠の操作音を聞かれたくないときに1回だけ消音できる機能として「エチケット」があります。ゼウスロックはもともとの設定で電子錠の操作音の大きさは調節できますが、深夜など周りに配慮が必要なときに重宝します。近くに人がいるなか、電子錠の暗証番号をタッチして解錠しなくてはならない場合に便利なのが「虚数」です。20文字以内のフェイク数字のあとに本当の暗証番号を入力すると解錠されます。このゼウスロックの機能を使えば、本当の番号を他人に知られずにすむため玄関ドアのセキュリティが守られます。
ゼウスロックの機能の1つに「火災感知」があります。室内の温度が約60℃以上になるとおよそ2秒後に警告音がなり、解錠される仕組みとなっています。いざというときに焦ってカードを探したり、暗証番号を打ち間違えたりするといった心配が軽減されます。このように緊急時にもゼウスロックは身の安全を守れる電子錠になっています。電子錠としてさまざまな機能を持ったゼウスロックは、住居やマンション、オフィス、施設といった扉への取り付けが可能です。
ゼウスロックはオートロックで施錠されるので、その都度施錠しているか心配な子どもの出入りも閉め忘れの心配はありません。ご高齢の方の場合もゼウスロックのリモコンを使うことにより、来客時に玄関先へ出向かなくても解錠するので、ゆとりを持って来客対応ができます。ゼウスロックのリモコンはオプションで、後から取り付けることができ、見通しの良い屋内での操作可能範囲は約30mまでとなっています。電波にもよりますが戸建住宅の2階からの操作が可能です。
高齢者の方や認知症を抱えている方の徘徊防止対策もゼウスロックには備わっています。家族が家事をしているときや就寝中のときに、玄関の扉が開くと警報音を発してお知らせをするので予期せぬ外出を防ぐことができます。セキュリティモードを応用すると、ドアの内側から解錠しにくくすることができるので、少しの外出が可能となります。徘徊は目を離すことができないため外出や睡眠など介護をする側の悩みも多いのが現状です。このように電子錠のゼウスロックは大切な家族を守る機能が充実しています。