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セキュリティ強化に顔認証リーダーFE-500で構築するアクセスコントロールシステム

公共施設や企業のオフィス、医療機関には、職員や従業員、患者などの個人情報が多く存在しています。パソコンや金庫などの資産も多数あるため、建物における各部屋やエリアへのセキュリティ対策が非常に重要となります。セキュリティ向上のために効果的なのが、顔認証リーダーによるアクセスコントロールシステムです。この記事では、顔認証リーダーによるセキュリティ対策の重要性や導入のメリット、KJ TECH japanの顔認証リーダーFE-500についてご紹介します。
 
◎オフィスにおいてセキュリティ対策が重要な理由
IT関連や半導体開発、製造業など、日本には多くの企業が存在します。また官公庁や公共施設、病院などの医療機関、介護施設、学校や大学なども多数あります。業種に関係なく、それらの建物には従業員や職員、学生などをはじめとして、多くの人が日々出入りしています。そのような場所は、セキュリティ面でさまざまなリスクを抱えています。セキュリティリスクは、外部リスクと内部リスクに大きく分けられます。顔認証リーダーを導入していない場合の外部リスクとしては、外部からの侵入者による個人情報や機密性の高い情報、資産の持ち出しが想定されます。企業のサーバー室や医療機関のカルテ保管室などには、製品に関係する情報や取引先との契約情報、病歴や通院歴などの機密性の高い情報が多数あります。その他にもパソコンやプリンター、金庫の現金や小切手、個人の財布や貴重品などもあります。顔認証リーダーによるセキュリティ強化を行わないなら、個人情報が記載された書類を持ち出されたりドアのカギを壊され資産が脅かされる可能性があります。顔認証リーダーによるセキュリティ対策が万全ではない場合、不審者が内部の人間と鉢合わせした際に、逃走のため凶行に及び職員がケガを負う場合も想定されます。顔認証リーダーを導入しない場合に起こり得る、セキュリティ面の内部リスクは、メールの送付ミスやUSBなどの使用による、外部への情報漏洩があげられます。重要な情報が外部に流出するようなトラブルが発覚した場合、信頼性が大きく損なわれるだけでなく、個人の安全が脅かされる危険性もあります。とくに個人情報については、個人情報保護法の制定後により規制が厳しくなり、適切に取り扱い管理することが求められています。個人の氏名や生年月日、住所などのほかにも、パソコンのメールアドレスも個人情報に該当するケースがあります。個人情報保護法の義務に違反する行為が行われた場合には、個人に対して一年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される、厳しい処置が取られるケースがあります。外部リスクや内部リスクを阻止して、適切なセキュリティ対策を行うためには、顔認証リーダーによるアクセスコントロールシステムの導入が効果的です。
 
◎アクセスコントロールシステムにおける顔認証リーダーの仕組み
セキュリティ強化を目的としたアクセスコントロールシステムにおいて、ディープラーニングができる高度なAIを活用して本人確認を行うのが顔認証リーダーです。顔認証では、顔を撮影した画像から得た情報にもとづき、個人の顔を検出し識別を行います。顔の検出では、目や眉毛、口、鼻などの大小や大きさ、形や位置関係などから分析を行います。それを元に顔認証リーダーで照合する際に必要なテンプレートを作成し、顔の特徴点を検出します。それぞれの顔パーツの特徴点を、精密度の高い特徴量へ変換します。その座標を数値化して、顔認証リーダーにおいて顔のデータに変換するシステムを採用しています。セキュリティ強化のための顔認証リーダーの認証方法には、2D顔認証方式と3D顔認証方式があります。人間の顔を平面として認識して、データベース上の人物の顔情報と照合して本人確認を行うのが、2D顔認証方式です。2D認証による顔認証リーダーは製品の種類が多く、複数の選択肢があるのがメリットとなります。ただし、太陽光や室内の照明の明暗により認証精度が変化することがあります。またヘアスタイルやメイクが変わると、正常に認証できない場合があるなど、いくつかの課題があります。赤外線センサーの活用により、顔を立体的なデータとして捉えて認証を行うのが、顔認証リーダーの3D顔認証方式です。製品の認証精度が高く、メイクなどが変わっても個人の特定に影響がありません。光量の変化に左右されずに認証できる点もメリットです。顔認証リーダーの3D顔認証を採用する場合には、赤外線認証に対応した製品を用意する必要があります。
 
◎顔認証リーダーのオンプレミス型とクラウド型の違い
顔認証リーダーによるアクセスコントロールシステムの運用方法には、大きく分けてオンプレミス型とクラウド型があります。オンプレミス型は、顔認証リーダー自体に顔のデータを保存するシステムで、インターネット環境が整備されていなくても使用できます。そのため、施設の設備や状況に合わせた顔認証リーダーによるアクセスコントロールシステムの運用が可能です。ランニングコストをおさえることができ、顔認証リーダーの認証速度がスピーディーなこともメリットといえます。顔のデータという個人情報を建物内で管理できるため、セキュリティ強化に貢献します。USBなどを使用して、顔認証リーダーからデータを引き出し、パソコンに保存して確認することも可能です。顔認証リーダーのクラウド型は、インターネット環境を活用して顔の認証や記録を行います。そのため、通信トラブルによりインターネットの接続が途切れた場合、顔認証リーダーが使用できなくなります。またオンライン上でやり取りするため、個人情報が外部に漏洩する恐れががあります。顔認証リーダーによるアクセスコントロールシステムのクラウド型は、ランニングコストが比較的高額になることもあります。
 
◎オフィスに顔認証リーダーを導入するメリット
顔認証リーダーを導入するなら、セキュリティ面はもちろん、ほかにもさまざまなメリットが得られます。アクセスコントロールシステムにおける顔認証リーダーは、リーダーのカメラ部分に顔を映すのみで手軽に認証が可能です。ICカードを取り出したりタッチパネルを操作するなどの動作が不要なため、認証時に負担が少ないことがメリットとなります。カード認証の場合、第三者によるカードの不正使用が原因で、機密情報や個人情報が外部に持ち出されたり、盗難被害に遭いセキュリティが脅かされるリスクがあります。意図的にICカードの貸し借りを行うことにより、入場資格のない人物が無断で重要なエリアに入室することも考えられます。顔認証リーダーにおいては、本人しか持っていない顔の特徴を認証に活用するため、なりすましによる不正侵入を未然に防ぐことが可能です。顔認証リーダーは、指紋認証のように製品に直接触れることなく本人確認ができます。非接触の認証方法は衛生的であり、セキュリティ対策だけではなく感染症防止にも貢献します。製品によっては、1度に複数の人物の顔を認証したりマスクやメガネをかけていても本人確認が可能です。そのため、日常的に多くの人数が出入りする場所など、さまざまな場面での利用が期待できます。顔認証リーダーとともに、セキュリティ対策のために防犯カメラやセキュリティゲートを設置することも有効です。建物の出入り口や通路に防犯カメラを設置すれば、不審者の侵入などのトラブルが発生した際に、録画した画像により当事者をチェックできます。内部不正においても、カメラにより見られているという認識があれば、犯罪を未然に防ぐことにつながります。セキュリティゲートは、アクセスコントロールシステムにおいて顔認証リーダーによって正確な認証を行った人物のみの通行を許可する、セキュリティ対策に適した機器です。顔認証リーダーとセキュリティゲートを組み合わせれば、1人ひとり確実な本人確認ができるため、セキュリティ強化に役立ちます。
 
◎スピーディーで正確な認証を実現する顔認証リーダーFE-500
建物内において個人の顔を識別して本人確認を行う顔認証リーダーFE-500は、セキュリティ向上に適した製品です。顔認証リーダーにおいては、内蔵されたシステムや内部機器の精密さが非常に重要となります。スマートフォンやパソコンを購入する際には、機能性や精密さ、セキュリティ面が重要なため、製造メーカーなどをよく確認するかもしれません。高精度で正確な認証能力とセキュリティ性が求められる顔認証リーダーも、それらと同様に製造された環境が重要といえます。顔認証リーダーFE-500をはじめとするKJ TECH japanの製品は、スマートフォンと共通の部品が多く使われています。日本製の機械を使って韓国で製造しており、セキュリティ面や機能面でも安心して使用できます。日本だけではなく、海外の警察署や裁判所など、高いセキュリティ性が必要な重要機関で使用されており、グローバルに活用されています。顔認証リーダーFE-500は、世界最速レベルの1秒以下の認証速度を誇ります。3D方式で認証するため、赤外線を活用して人間の顔を立体的に捉えて正確に本人確認を行います。顔認証のほかにも、カードをかざして認証を行うカード認証、決められた数字を入力する暗証番号認証、スマートフォンでのQRコード認証といった認証方法が利用できます。顔認証とカード認証、顔認証と暗証番号認証を各々組み合わせて使用することも可能です。顔認証リーダーFE-500の前面には、5インチの液晶画面とIPSタッチパネルスクリーンを搭載しています。リーダー本体のタッチパネルで、管理者や利用者の顔写真など、認証用データの登録が簡単に行えます。顔認証リーダーFE-500は、最大で3メートル離れた場所から認証できます。最大で5名までの同時認証が可能です。顔認証リーダーFE-500には、顔の情報は5万件、イベントログは100万件まで登録できます。カード認証用のカードは5万枚まで登録可能です。電子マネーカードとして広く普及しているMifareカードのほかにも、EM、HID、FeliCaが認証用カードとして利用できます。フェイス+マスク検出機能が搭載されている顔認証リーダーFE-500は、マスクやメガネを着用した状態で認証ができます。顔認証リーダーFE-500のライブ検出機能により、写真やスマートフォンなどの画像または動画、顔の輪郭に合わせて精巧に作られた3Dマスクによる不正な認証もできません。シングルモードとマルチモードを搭載していることも顔認証リーダーFE-500の大きな特徴です。シングルモードでは、製品のカメラで撮影した際に1番大きく映った顔を認証します。マルチモードの場合は、1度に最大5人まで認証ができます。顔認証リーダーFE-500は、温度が-10℃ 〜 50℃、また湿度が10%〜 90%でも利用が可能です。大きさは、一般的なスマートフォンより少し大きめの192mm×92mm×30mmとなっています。メモリーは4GBのRAM、8Gフラッシュです。
 
◎セキュリティ対策に貢献する顔認証リーダーFE-500の導入事例
企業によっては、オフィスの他に自社工場などを持っている場合もあります。すべての施設内において、製品に関わる重要情報や資産、従業員の個人情報などを守るために、高いセキュリティ性を保つことが必要です。顔認証リーダーFE-500を導入した工場内では、これまでICカードによって本人認証を行っていました。しかし、カードの携帯忘れや紛失が多く、他人によるカードの無断使用なども発覚したため、セキュリティ性と利便性向上のために顔認証リーダーFE-500を導入しました。顔認証リーダーFE-500は、顔をリーダーに向けるだけで触れることなく本人確認ができます。そのため製品や荷物を両手に持っていても、工場内をスムーズに通行可能です。第三者による使用も困難であるため、セキュリティ性が非常に向上しました。また24時間営業のジムでは、深夜帯や早朝の入館に対応するために、受付スタッフを配置する必要があります。人件費削減や夜間のセキュリティ強化のために、顔認証リーダーFE-500を設置しました。顔認証リーダーFE-500の採用により、スタッフの人員の確保が難しい時間帯の営業も可能になり、経費削減につながりました。認証精度が高く、なりすましが困難な顔認証リーダーFE-500を導入したため、セキュリティ性もアップし利用者と企業側両方にメリットをもたらしました。
 
◎まとめ
顔認証によるアクセスコントロールシステムを導入するなら、建物のセキュリティ性を高め、情報漏洩などのリスクを防げます。カギ舎では、セキュリティ向上に効果的な顔認証リーダーの設置やアクセスコントロールシステム導入時の顔認証リーダーの採用などに関するご相談やご依頼に対応しています。セキュリティ向上に貢献するKJ TECH japanの顔認証リーダーFE-500についてさらに詳しく知りたいという方は、カギ舎へお問い合わせください。

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