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入退室管理システムの共連れ防止対策に有効なアンチパスバック

入退室管理システムにおいて、共連れによる不正侵入が起きると情報漏洩の危険性が高まります。企業での情報の流出は、多大なる損失を招き社会的信用を失う恐れがあるため、入退室管理システムのセキュリティ対策は重要といえます。アンチパスバックは、共連れ防止対策において優れた入退室管理システムの機能です。この記事では、アンチパスバック機能のメリットや顔認証リーダーFE-500をご紹介します。
 
◎共連れを阻止するアンチパスバックとは
出入口においての共連れとは、ピギーバックとも呼ばれ、入退室管理システムで入室許可者が入室する際に、入室許可されてない人が一緒に不正入室する行為です。共連れされる原因には、正規で入室する人の後に非正規な人が勝手に入室する場合や、内部者が外部者を招き入れるケースがあります。入退室管理において外部から共連れにより不正入室されてしまうと、情報漏洩や盗難などが起きる危険性を招きかねません。外部だけでなく、内部においても入退室管理システムの金属の鍵や、ICカードの貸し借りで起きる行為も共連れにあたります。そのような行為を防ぐため、入退室管理では簡単に不正入室させない共連れ防止対策が重要になります。共連れの防止対策には、セキュリティゲートや防犯カメラ、アンチパスバックなどがあげられます。防犯性が高い場所に設置するセキュリティゲートは、入退室管理システムの外部と内部を明確に検知するシステムです。入退室管理システムにおいて、セキュリティゲートは確実にひとりずつ入室できるため、共連れの防止に効果的なシステムといえます。防犯カメラは不正なアクセスが行われた場合に、画面上で目視確認することができるだけでなく、設置するだけでも犯行の抑止力にもつながります。さらに入退室管理システムと併用することで、建物の出入口やエントランスの入退室管理の防犯性をより高めることができます。アンチパスバックとは、建物やエリアの出入口の入退室の管理に活用されている入退室管理システムに、備え付けられている機能です。入退室管理システムにおいて入室記録がない場合は、退室を拒否する仕組みをアンチパスバックといいます。たとえば、正規の入室者に連なって非正規の入室者が共連れで入室した場合、退室時に入室記録との矛盾が起こるため、退出の許可がされません。アンチパスバックは、侵入者を入退室管理システムで退出させることなく、室内に留めることができます。また、入退室管理システムから入室する際に開いた扉から逆に不正に退出する、すれ違い共連れが発生する場合もあります。そういった不正侵入もアンチパスバックで犯行を禁止することが可能です。アンチパスバックは単独の扉に対して機能する仕組みですが、ほかにも複数の扉から入退室できる入退室管理システムのグローバルアンチパスバックもあります。入退室管理システムのグローバルアンチパスバックは、入室した扉以外からも退出することができる機能です。オフィスなどで出入口が複数ある場合、利便性とセキュリティ性を兼ね備えた機能といえます。
 
◎入退室管理システムの優れたアンチパスバックのメリット
オフィスや事務所では、出入口の入室を制限する入退室管理システムの導入が増えています。アンチパスバックの活用は、情報漏洩を防止することや、低コストで導入できる点などの効果が得られます。アンチパスバック機能を活用すると、入退室管理システムからの情報漏洩を防止することが可能です。顧客情報や機密情報を保有している企業では、入退室管理において不正侵入が簡単にできてしまうと、情報漏洩の危険性にさらされる恐れがあります。情報の流出が起きると顧客や取引先からの信用を失うだけでなく、企業の社会的な評判の低下も免れません。アンチパスバックを活用すると不正侵入を阻止できることから、入退室管理システムの情報漏洩対策に貢献することができます。また、アンチパスバックは、把握していない部外者に対してのセキュリティ対策としても有効な機能です。防犯対策に効果的なアンチパスバックは、低コストで利用できることがメリットといえます。アンチパスバックは、アクセス制御する入退室管理システムに備え付けられていることが多く、利用しやすい機能です。アンチパスバックを活用する場合は、入退室管理システムの認証リーダーを室外側と室内側に設置する必要がありますが、大掛かりなセキュリティシステムの導入の必要がありません。そのため、アンチパスバックは、低コストでセキュリティ機器の導入ができるほか、管理者の負担も低減することが可能です。不正侵入を阻止する効果が得られるアンチパスバックは、入室権限がある1人の認証で2名以上の入室する共連れを抑制することができます。入退室管理システムは、アクセス制限をすることで入退室管理を行いますが、従業員の共連れが頻繫に起きていると、入退室管理システムの効果が薄れてしまいます。内部不正の原因は、従業員のICカードの忘れによる従業員同士で行う貸し借りのほか、混雑する時間帯にうっかりして入室する悪意のない共連れなどがあります。内部にもアンチパスバック機能を利用することで、従業員のセキュリティ意識レベルの向上を図り、入退室管理システムで内部による不正な共連れの抑制につなが
ります。
 
◎共連れ対策の強化に顔認証技術の活用
顔認証はセキュリティ性が高いことから、企業や事務所などのさまざまな場所の入退室管理システムの認証方法に導入されています。顔認証は、カメラが検知した顔の特徴のデータを活用し、本人であることを特定する認証方法です。顔認証はさまざまなシーンで導入されている生体認証のひとつで、ほかに指紋認証、静脈認証、虹彩認証、音声認証など種類があります。入退室管理システムに利用されている顔認証を行うには、あらかじめ登録した顔のデータと本人の顔を照合、認証を行い、2つの顔のデータ情報が一致すると許可される仕組みです。顔情報の取得には、顔の大きさや輪郭、鼻、目、口などの位置を読み取り、個人の異なる情報を顔認証として利用します。入退室管理システムの顔認証には2種類の認証方式があり、カメラのように平面的認証を行う2D顔認証と、カメラの2次元的画像に赤外線センサーを追加した3D顔認証で行う認証方式です。昨今では、光源の量や髪型、化粧の変化に影響を及ぼすことがない3D顔認証が入退室管理システムに利用されています。顔認証の顔のデータの保管方式には、オンプレミス型とクラウド型があります。入退室管理システムのオンプレミス型は、サーバーやシステムを自社で構築、運用するタイプで、クラウド型はクラウドサーバーを用いて、顔のデータを保管し管理するタイプです。セキュリティ面においては、クラウド型の入退室管理システムはインターネットを経由してデータのやり取りを行うため、情報漏洩の危険性があります。一方でオンプレミス型の入退室管理システムは、自社のサーバーで管理するため、情報漏洩の観点からすると外部への情報の流出が低減でき、機密性が高い保管方法といえます。顔認証の最大のメリットは、入退室管理システムの認証方法と比べるとセキュリティレベルが高いという点です。顔認証は本人の顔を利用して認証を行うため、他人になりすます行為が難しく、セキュリティ性が高い認証システムといえます。入退室管理システムに金属の鍵やICカードを利用している場合、複製や偽造などによる不正な侵入をされる可能性が高くなりますが、顔認証はなりすましによる不正ができません。不正防止につながる顔認証は、企業のエントランスの入退室管理システムや、高度なセキュリティ対策が必要な場所などで導入されています。入退室管理システムの顔認証は、紛失や忘れのリスクがありません。暗証番号認証やICカード認証の場合、暗証番号を忘れることや、ICカード認証を紛失してしまうことがあります。顔認証は、本人さえいれば認証が行えるため、紛失や忘れの心配がありません。認証精度が高い顔認証は、入退室管理システムにおいてアンチパスバック機能を利用することで、より建物やオフィス内のセキュリティ性を高めることができます。
 
◎アンチパスバック機能がある顔認証リーダーFE-500
KJ TECH japanのFE-500は、AIを利用した認証精度が高い顔認証リーダーです。入退室管理システム対応のFE-500の認証機能には、顔認証,カード認証、暗証番号認証、QRコード認証などが活用できます。FE-500の顔認証リーダーは、世界最高水準を誇る1秒未満の認証速度で顔認証を行うことが最大の特徴です。顔認証は入退室管理システムから3メートル以内であれば認証することが可能で、50,000人の顔のデータを登録することができます。FE-500の顔認証は、認証スピードが早いだけでなく、ディーププランニングされたAIチップを搭載しているため、高度な認証技術で入退室管理システムの認証をすることが可能です。FE-500のビデオ検出機能は、偽造された写真や動画、フェイスマスクなどを検出できることから、他人のふりをして行う不正認証が難しいです。ほかにも顔がよく似た一卵性双生児であっても誤認率が非常に低いため、顔認証の入退室管理システムは、入退室管理において高いセキュリティ対策を構築することができます。さらに、FE-500は入退室管理システムによるアンチパスバックで、共連れ防止対策にも最適です。入退室管理システムのFE-500を出入口の入室側と退出側に設置することで、アンチパスバック機能の効果を発揮し、不正アクセスする共連れ防止に貢献できます。FE-500の顔認証にユーザー登録をする際に、眼鏡などを外し何も着用していない状態で登録すると、認証する際にマスクや眼鏡を着けていても認証することが可能です。入退室管理システムの顔認証検出モードには、シングルモードとマルチモードの機能が搭載されています。シングルモードは、カメラに最大に映る人の顔を捉え認証を行うひとり用の認証モードです。マルチモードには、マルチフェイス認証を搭載しており、同時に最大5名まで顔認証を行うことができるため、人数が多い企業などでもスムーズに通過することができます。顔認証リーダーFE-500では、QRコードを発行し認証ができるほかに、MifareやFeliCaカードを利用したカード認証などのさまざまな認証を行うことかできる入退室管理システムです。入退室管理システムのFE-500では、IPSタッチスクリーンと、5インチの見やすい画面上でデータの登録や削除、各種設定などの操作などをスムーズに行うことができます。
 
◎顔認証リーダーFE-500のアンチパスバックを活用した事例
顔認証リーダーFE-500に、入退室管理システムのアンチパスバック機能を利用することで、共連れや情報漏えいの防止対策の強化が可能です。企業などのエントランスの入退室管理システムのアンチパスバック機能を活用することで、不正侵入を防ぎセキュリティ性能の高い入退室管理の構築が実現できます。さらにアンチパスバックはハイレベルなセキュリティ管理が求められるサーバー室の入退室管理システムなどの導入にも適しています。
 
⚪︎オフィスのエントランスに顔認証リーダーFE-500を導入
オフィスでは顧客情報や機密情報などを保有していることから、不正な入室があると情報漏洩につながります。顔認証リーダーのFE-500はアンチパスバック機能を持つ入退室管理システムです。オフィスのエントランスにFE-500顔認証リーダーを導入すると、入退室管理システムのアンチパスバック機能で、不審者や不正入室を阻止することが可能です。また、認証精度が高い顔認証は本人の顔のみで認証を行うため、入退室管理システムからなりすましによる入室が難しいため、顔認証で建物内の安全性を確保できます。
 
⚪︎工場の出入口に顔認証リーダーFE-500を導入
工場内で社外秘の情報などがある事務所や研究室では、特定の従業員のみに入室制限する顔認証リーダーのFE-500が活用されています。入退室管理システムのアンチパスバック機能を利用することで、人が多く利用する時間帯の共連れを把握することが可能です。アンチパスバックは外部からの不正な侵入だけでなく、内部による不正入室も抑制する効果もあります。さらに、工場の広い敷地内において、入退室管理システムと併用して防犯カメラを建物の出入口や、建物の間にある通路などに設置することも有効です。
 
◎まとめ
入退室管理システムの出入口で起きる不正な行為の共連れを防ぐアンチパスバックは、建物内のセキュリティ対策の強化が図れます。ほかにもアンチパスバックは入退室管理システムに備わっているため、安価でセキュリティ機能を活用できることがメリットです。カギ舎では、入退室管理システムにおける顔認証リーダーを取り扱っております。入退室管理システムにアンチパスバック機能のご相談や、グローバルアンチパスバックをご検討の方は、カギ舎までお問い合わせください。

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