選択肢が豊富なLIXIL・TOSTEMの電気錠付玄関ドア
玄関ドアは家の顔となる重要な部分です。電気錠付きや採風可能なものなどさまざまな玄関ドアがあるので、何を基準に選んだらよいのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。TOSTEMは、デザイン性や性能を備えた玄関ドア・窓の専門ブランドです。TOSTEMは豊富な選択肢があり、電気錠付き玄関ドアの解錠方法が選べるファミロック機能などが人気となっています。この記事では、玄関ドアの選び方やTOSTEMの電気錠付き玄関ドアについてご紹介します。新築やリフォーム時の玄関ドアの設置を検討されている方は参考にしてください。
◎玄関ドアの選び方
玄関ドアにはさまざまな種類がありますが、大きくわけると解錠方法・機能性・デザイン性・開閉方式で選ぶことができます。まず解錠方法としては、一般的な錠か電気錠かでわけられます。電気錠は電気の力で玄関ドアの施解錠を行います。マンションやホテルのオートロックシステムや、自動車のスマートキーシステムにもこの電気錠の仕組みが使われています。電気錠の施解錠は、スマートフォン・カードキー・リモコンキー・暗証番号キーなどから選ぶことができます。電気錠は、玄関ドアのストレスフリーな施解錠を可能で鍵をなくす心配が少ないことから、新築はもちろんリフォーム時に導入する家庭が増えています。玄関ドアに電気錠を取り入れるメリットがある反面、一般錠よりもコストがかかるなどのデメリットもあります。機能性は採光・採風・断熱性があげられ、玄関ドアに窓をつけて光を採り入れることにより玄関の印象が明るくなります。また、カビの発生を抑えるので冬場の結露の予防にもなります。採風は、玄関ドアに風の通り道をつくることで、住まい全体の風通しをよくします。玄関は、靴のにおいなどがこもりやすい場所なので、脱臭効果も期待できます。採風機能が付いた玄関ドアなら、玄関ドアの施錠をしたまま換気することができます。断熱効果のある玄関ドアは、熱をシャットアウトする断熱材が使われており、外気の出入りを少なくします。玄関ドアは住まいのなかで最も熱の流入が多い場所なので、玄関ドアの断熱性を上げることで光熱費の負担を軽減できます。玄関ドアのデザインは、洋風・和風・モダン・シンプルなど家の雰囲気とマッチしたものを選択します。素材の種類は金属製・木製などが使用されています。金属製のドアは、断熱性や気密性が高くお手入れのしやすさが人気です。木製のドアは、温かみがありどんな家にもマッチしますが、塗り直しなど定期的なメンテナンスが必要になります。開閉方式は、片開き・両開き・引き戸などから選択します。片開きは、もっとも一般的なタイプの玄関ドアになります。両開きは、玄関ドアが2枚あり開口部を広く確保できるので、車いすなどに対応でき、バリアフリーが必要な家庭に最適です。引き戸は、スライディングドアとも呼ばれ、和風な家に多く使われています。最近では断熱性が高く、電気錠付きや洋風でおしゃれな玄関ドアが増えています。このように解錠方法・機能性・デザイン性・開閉方式をそれぞれ組み合わせて玄関ドアを選んでいきます。玄関ドアを販売している会社は多くありますが、なかでもLIXILのTOSTEMは、玄関ドア専門のプロフェッショナルで人気が高いブランドです。TOSTEMの玄関ドアについて、種類や実際の活用方法などをご紹介します。

◎ファミロック機能を備えたTOSTEMの玄関ドア
TOSTEMとはLIXILの玄関ドア・窓の専門部門で、玄関ドアブランドとして人気があります。もともとTOSTEMは1949年に設立された企業で、TOSTEMは窓・ドアの製造に関しては半世紀以上の実績を誇っています。そして2001年にTOSTEMはINAXと経営統合しました。その後、2011年のグループ内再編でTOSTEMがINAX・サンウェーブ・東洋エクステリア・新日軽・LIXIL(初代)を吸収合併し、株式会社LIXIL(2代目)へと社名変更されました。これによりTOSTEMという社名はなくなりましたが、現在もLIXILの商品ブランドとして存続しています。TOSTEMの玄関ドアは、デザイン性や素材・カラーなどの種類の豊富さが魅力です。TOSTEMには、電気錠付き玄関ドアをはじめ、採光・採風・断熱性に優れた玄関ドアが揃っているので、ライフスタイルや家庭の好みに合わせた玄関ドアを選ぶことが可能となっています。TOSTEMの玄関ドアの魅力のひとつにファミロック機能があります。ファミロックとは、同じ家に住む家族が電気錠付き玄関ドアの施・解錠時にそれぞれ使う人に合った方法を選べるもので、スマートフォン・リモコン・カードキー・おサイフケータイ・手動の鍵を組み合わせて利用することができます。例えば、TOSTEMの電気錠付き玄関ドアの施解錠に、大人はスマートフォンを使い子どもはリモコンキーを使う、従来の鍵に慣れている方は手動の鍵を使うといった選び方が可能です。スマートフォンやリモコンを身につけていれば玄関ドアのボタンを押すだけで電気錠の2つの鍵が開くので、ストレスフリーな解錠が実現します。TOSTEMのファミロックはBluetooth®認証を採用しており、専用アプリ「My Entrance」を使えば、遠隔で電気錠の施解錠の確認ができるので便利です。また、自分だけでなく家族の施・解錠履歴をメールでお知らせすることもできるため、外出中にほかの家族が帰宅しているか確認できるので安心です。TOSTEMのファミロックは、子どもや子育てに配慮された製品が受賞するキッズデザイン賞を2019年に受賞しており、特に子育て世代に人気があります。また、TOSTEMの玄関ドアと「外でもドアホン(カメラ玄関子機セット)」を接続させれば、外出時でもスマートフォンを使って宅配などの来客対応ができます。
◎TOSTEMの電気錠対応玄関ドアの種類
TOSTEMの電気錠付き玄関ドアには、玄関ドアDA・リシェント玄関ドア3・ジエスタ2・グランデル2・アヴァントス・エルムーブ2があります。「玄関ドアDA」は、TOSTEMのファミロックを搭載している玄関ドアです。電気錠の解錠方法はスマートフォン・リモコン・カードキー・おサイフケータイなどがあります。豊富なデザインと木目調・浮造り調・アルミ色などの全30種類のカラーから選ぶことが可能です。全色に断熱ドアに生じがちな“熱反り”を抑制する遮熱鋼板を採用しています。断熱仕様は、断熱と高断熱複層ガラスの組み合わせで、高い断熱性能を実現するTOSTEMのk2仕様と、一般枠と複層ガラスを組み合わせたk4仕様から選択できます。採光仕様は、取り込みたい光の量やデザインによって大間口デザインやスリットデザインなどがあります。採風仕様の玄関ドアは、採風部分の開閉が簡単な縦すべり機構を採用しています。「リシェント玄関ドア3」は、リフォーム時に壁を壊さずに1日で施工できることが特徴の玄関ドアです。今あるドア枠の上から、新しい枠を取り付けるので、壁や床を傷つける心配がありません。木造住宅や鉄骨造などの非木造住宅でも、柔軟に取り付けることができます。大がかりな工事が必要ないので、コストが抑えられるのがメリットです。電気錠の解錠にはリモコンやカードキーが選択できます。採風仕様は、断熱性ごとに縦すべりタイプか上げ下げタイプから選ぶことができます。断熱仕様は、お住まいの地域に合わせて高断熱仕様・k2仕様・k4仕様・断熱性のないアルミ仕様があります。採光仕様は、大間口デザイン、中央スリット・2スリット・腰窓デザインといった種類が揃っています。「ジエスタ2」の電気錠の施解錠は、スマートフォン・カードキー・リモコンから選択できます。断熱仕様はk2仕様、k4仕様があり、遮熱鋼板を採用しています。採光仕様は大間口デザイン、腰窓デザイン、スリットデザインから選択できます。採風仕様は縦すべり機構を採用し、好みに合わせて選べる全8タイプのデザインがあります。「グランデル2」の特徴は、TOSTEMならではの日本最高クラスの断熱性です。一般的な断熱ドアは厚さ40mm程度ですが、グランデル2は厚さ60mmを採用しており、TOSTEM のなかでも特にハイグレードな断熱ドアと言えます。電気錠の施解錠方法はスマートフォン・カードキー・リモコンから選べます。本格的な木目の質感が出る「浮造り」を再現しているため、見た目の美しさだけでなく触り心地もよいです。ドア表面には鋼板を採用しているため天然木のドアと違い、お手入れがしやすいのもメリットとしてあげられます。「アヴァントス」は、TOSTEMのなかでも防犯性の高い多点ロックシステムを採用しています。破壊されにくい複層ガラスが内蔵されており、バールなどのこじ破り対策として、錠を受ける枠側の受け部分も補強されているので、ドア全体の防犯性能が高いです。洗練された高級感のあるデザインも定評があります。電気錠の施解錠にはカード・タグキー・リモコンが選択できます。「エルムーブ2」は、1枚扉のTOSTEMの引き戸タイプ玄関ドアです。電気錠の施解錠方法は、スマートフォン・カード・リモコンがあり、従来の引き戸よりも防犯性が高いことが特徴です。採光仕様も選ぶことが可能で、上下から風を採り込む上げ下げ窓を採用しています。

◎TOSTEMの電気錠付き玄関ドアの開閉方法
TOSTEMの電気錠付き玄関ドアの開閉方法は、スマートフォン・リモコンを使って電気錠の施解錠をする場合、帰宅時にスマートフォン・リモコンを持ち歩いていれば、ドアのボタンを押すだけで2つの鍵の解錠できます。玄関に入った後は、ドアの内側の鍵の開閉を行う金属つまみのサムターン回して鍵を閉めます。電気錠の設定を変えると、上のサムターンを回すと下の鍵が連動して閉まる「連動施錠」や、扉が閉まると自動で鍵が閉まる「自動施錠」も設定することができます。外出時は、サムターンを回して鍵を開けます。スマートフォン・リモコンを身に付けていれば、玄関ドアのボタンを押すだけで2つの鍵が閉まります。スマートフォン・リモコンの場合は、玄関ドアから離れた場所からも遠隔操作で電気錠の施解錠を行うことができます。カードキー・おサイフケータイを使って電気錠の施解錠をする場合、帰宅時にドアのボタンを押してカードやおサイフケータイをかざすことで、2つの鍵が開きます。玄関から入室後、サムターンを回して鍵を閉めます。外出時は、サムターンを回して鍵を開けます。ドアのボタンを押してカードやおサイフケータイをかざすと2つの鍵が閉まります。
◎TOSTEMの電気錠付き玄関ドアの活用例
○子どもがいる家庭の場合
新築時にTOSTEMの「玄関ドアDA」を導入した事例です。外出先で子どもがきちんと帰宅しているか確認したい場合、TOSTEMのアプリが電気錠の施解錠履歴をメールで知らせてくれるので安心です。TOSTEMのファミロックのお陰で子どもにはカード、親はスマートフォンと解錠方法を選べるので、子どもでも簡単に施解錠ができます。自動で鍵が締まるオートロックも設定しているため、鍵の閉め忘れがなくなりました。
○電気錠付き採風タイプに交換した家庭の場合
玄関ドアの老朽化に伴い、新しくTOSTEMの電気錠付き採光・採風仕様のドアに交換しました。暗い印象だった玄関から明るい日が差し込むようになり、採風窓のおかげで自宅全体の風通しがよく玄関が明るくなりました。

◎まとめ
玄関ドアにはさまざまな種類があり、デザインはもちろん電気錠付き、採風・採光タイプ、断熱性の違いから住宅に合わせて選択ができます。特にTOSTEMの玄関ドアは、デザイン性や機能性に優れているので、家のデザインや使用用途に合わせて選ぶことができます。 TOSTEMのファミロック機能があれば、家族それぞれの解錠方法が選べて、外出先でも家族の施解錠履歴が確認できるので安心です。カギ舎では、電気錠や電気錠付け玄関ドアの取り付けのご依頼をお受けしています。TOSTEMの玄関ドアをはじめ、玄関ドアや電気錠等に関する疑問や質問がございましたら、お気軽にご相談ください。