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集合玄関の防犯性を高めるLAXASのIPインターホンS617

マンションなどの集合住宅における窃盗被害の侵入口は、表出入口がもっとも多いことから、集合玄関からの不正侵入を防止するセキュリティ対策は重要です。集合玄関にIPインターホンを導入すると、強固なセキュリティ対策が実現できるほか、自宅にいなくても手元のスマートフォンで来訪者の応対ができることや、遠隔操作で扉の解除が行えます。この記事では、集合玄関におけるIPインターホンの仕組みやメリット、LAXASのIPインターホン集合玄関機S617の特徴をご紹介します。
 
◎集合玄関におけるIPインターホンの重要性
マンションやビルなどの建物の集合玄関においてインターホンが利用されていますが、近年では、インターホンに代わって最新技術を用いたIPインターホンの需要が高まっています。集合玄関においてIPインターホンが必要とされる目的はさまざまです。集合玄関のセキュリティ対策の強化にIPインターホンが採用されています。築年数が長い集合住宅において、モニターがないインターホンが使用されていることは珍しくありません。音声だけで通話するインターホンでは、不審者などの場合に判別が付きにくいことがあります。モニター付きのIPインターホンは、顔を映像で見ることができ、不審者などの顔もリアルタイムで確認や記録がされます。モニターがないインターホンからIPインターホンに交換すると、集合玄関のセキュリティ対策を格段に引き上げるだけでなく、導入コストをおさえることも可能です。IPインターホンは、集合玄関からの不正侵入を防止します。東京都の侵入窃盗被害は、戸建て住宅より集合住宅の被害が多く、侵入口においては集合玄関からがもっとも多いことから、エントランスなどの防犯対策は重要です。空き巣狙いの侵入者は、下見をしているといわれており、インターホンを押すなどをして、留守かどうかを確認しています。不在中にインターホンを押されても、応答がなければ不在と認識されますが、IPインターホンは外出中でのスマートフォンから通話することができるため、留守を悟られることがありません。電気錠とIPインターホンを連動するとオートロック化が実現します。オートロック機能がない集合住宅において、IPインターホンを導入すると、集合玄関をオートロック化することで不審者などの侵入を防止し、マンションの出入口の安全性を高めます。また、IPインターホンの集合玄関では、来訪者の対応もスムーズです。従来のインターホンでは、電話線などを利用して通話を行うため、カメラの映像や音声においても性能に限りがありますが、IPインターホンでは、通信をインターネットで行うため、クリアな映像と鮮明な音声で来訪者との応対が叶います。
 
◎集合玄関のセキュリティを強化するIPインターホンの仕組み
オフィスやマンション、学校などで導入されているIPインターホンとは、インターネットプロトコルネットワークの環境を利用して、音声やビデオ通話を実現する最新の通信システムです。快適な会話が行えるIPインターホンは、これまでのインターホンと異なりデジタルネットワークを使用するため、高品質な音声や遠隔操作、接続台数が無制限なことなどが特徴といえます。通信方法は、従来のインターホンは有線通信で行っていることに対して、IPインターホンは、LANやWi-Fiなどを活用して情報をデジタルに変換して通信のやり取りを行う仕組みです。マンションなどの集合玄関に活用されているIPインターホンでは、通信内容などを記録していることから、トラブルが発生した場合に、履歴から確認することができトラブルの解決にも役立ちます。多様な解除方法には、顔認証、QRコード認証、カード認証、スマートフォン認証、暗証番号認証などが存在します。顔認証とは、人の顔を利用して扉を解錠する方法で、偽造や複製が困難なことからセキュリティ性が高い認証方式です。QRコード認証は、発行されたQRコードをスマートフォンなどでかざして認証する方法で、日時指定ができることから、清掃業者や介護支援専門員の訪問などの一時的な利用に役立つ認証方式といえます。カード認証とは、ICカードなどを認証リーダーにかざして認証することができ、本人が入退室する際に非接触性で認証が行えることから、衛生的な認証方式です。スマートフォン認証は、スマートフォンにインストールした専用アプリから、扉を解錠する方法で、遠隔操作が行える点が特徴です。暗証番号認証とは、あらかじめ登録した数字の組み合わせを利用して入室する方法で、カードなどを持ち歩くことがないため、紛失する恐れがない認証方式といえます。
 
◎集合玄関に用いられるIPインターホンの主な機能
集合住宅マンションなどで活用されているIPインターホンは、これまでのインターホンとは異なる利便性に長けている機能を備えています。IPインターホンは呼出機能を選択することが可能です。従来のインターホンでは、ほとんどが室内用親機で会話しますが、IPインターホンでは、室内用親機やスマートフォンの呼び出しを設定することが可能で、どちらかの片方の端末で呼び出す方法や、両方で呼び出しをする方法があります。たとえば、小さい子どもが寝ている場合には、スマートフォンのみに呼び出し通知が来るように設定すると、子どもが起きる心配をすることがありません。また、複数のスマートフォンを登録している場合、優先順位を設定できる機能なども存在します。集合玄関から呼び出しがあった場合に、IPインターホンは別端末へ転送することができます。インターネットを活用して通話を行うIPインターホンは、留守中に来訪者があった場合でもスマートフォンで対応します。来訪者が呼び出しをした時点で、スマートフォンの使用中や、呼び出しに出ることができない場合に、ほかの端末も登録していればその端末へ転送します。転送機能を使用すると、大事な来訪者を待たせることや荷物の受け取りを逃すことがありません。IPインターホンは、外部ネットワーク製品と連携が行えます。従来のインターホンでは、セキュリティ端末製品の連携に制限がありますが、IPインターホンはさまざまなセキュリティ製品とインターネットを通じて連携することで、総合的に管理します。IPインターホンと防犯カメラや表示灯、電気錠などの、外部のセキュリティ端末と連携すると、効率的な操作と建物内の安全性を実現します。また、既存の防犯製品や電気錠などを連携することができるため、IPインターホンの導入に合わせてほかのセキュリティ製品を交換する必要がありません。
 
◎IPインターホンを用いた集合玄関を導入するメリット
集合住宅マンションなどのエントランスなどに、IPインターホンを導入すると、さまざまなメリットが見込めます。IPインターホンは外出中でも来訪者の対応が実現します。来訪者がスマートフォンと連動したIPインターホンにて呼出ボタンを押すと、手元のスマートフォンアプリに通知が届きます。自宅にいなくても手元のスマートフォンで来訪者との通話ができることから、利便性に優れたインターホンシステムといえるでしょう。また、室内で手が離せない作業をしているときや、インターホンから離れた場所にいる場合でも役立ちます。集合玄関などに活用しているIPインターホンは、高画質、高機能を備えたインターホンシステムです。広角カメラやLEDライトを使用していることも多く、広角カメラは死角が少なく隠れている不審者なども映すことができ、LEDライトは夜間や暗所な所でも人物の顔を鮮明に映すため、集合玄関の防犯性を強化します。また、従来のインターホンは、ビデオ通話時のみ集合玄関の映像を確認できますが、IPインターホンは集合玄関前の映像を、スマートフォンでいつでも確認や録画ができる点もメリットです。IPインターホンは、接続距離は関係なく遠距離な場所であっても対応します。従来のインターホンでは有線接続のため限りがありますが、IPインターホンでは、情報を迅速にやり取りするインターネットを活用してアクセスするため、集合玄関から離れている拠点からでも対応します。たとえば、1ヶ所の集合玄関に対して複数棟あるマンションと接続するなどの、敷地が広範囲であっても対応することが可能です。今までのインターホンと比べてIPインターホンの配線工事はシンプルで効率的です。従来のインターホンの導入には、サーバーや制御システム、複雑なケーブル配線などが必要になります。一方で、IPインターホンは、通信と電力を1本のケーブルで接続するPoEスイッチを活用すれば、複雑な配線工事が不要になり、大幅なコスト削減にもつながります。
 
◎LAXASの集合玄関機IPインターホンS617の特徴
S617は、建物のセキュリティ環境の全てをトータルで構築するLAXASのIPインターホンシステムです。先進的な顔認証技術を搭載した集合玄関機S617は、洗練されたデザインと、多機能なカメラ、多彩な入室方法が特徴です。S617は、専用アプリをスマートフォンにインストールすることで、スマートフォンから来訪者の応対や扉の解錠はもちろん、玄関周りを監視する機能など多様な機能を備えています。S617では、集合玄関から来訪者とスマートフォンアプリで通話することができ、遠隔操作で扉の解錠を実施します。本人が入室する際には、生体認証の顔認証のほかICカード、IDカード、暗証番号認証、スマートフォンアプリなどが搭載されています。S617の顔認証は、カメラ部分に顔を向けると、現場にいる本人の顔を認識し、事前に登録した顔データと照合、認証して情報が一致すると入室を許可し、扉を解錠する仕組みです。S617での顔認証の登録は20,000件、カード認証では60,000件の登録が行えます。顔認証では、なりすまし防止機能を搭載しており、写真や動画などによる詐欺行為を防止します。なりすまし防止機能は、偽造された写真や動画が使用されると、検知し入室を阻止する防犯性に優れた機能です。S617では監視機能を搭載しており、室内モニターやスマートフォンアプリから、集合玄関周りを確認することができるため、不穏な動きをする不審者などの侵入防止にも役立ちます。また、ログ機能として最大500件の通話履歴を記録することができ、トラブルが発生した場合に履歴記録から確認が行えます。また、8インチモニターのS617においては、IPS液晶ディスプレイの静電容量方式のタッチパネルを採用しており、基本設定や個人登録などもスムーズです。Android仕様のIPインターホンのS617では、データ通信と電力をケーブル一本で行えるPoEスイッチ給電を採用しているため、配線工事が容易に行えることから、低コストで導入することが実現します。
 
◎集合玄関に用いたLAXASのIPインターホンS617の導入事例
遠隔操作やスマートフォンから来訪者の対応が行えるIPインターホンは、セキュリティ対策と利便性を兼ね備えたインターホンシステムで、マンションや社員寮などのも導入されています。
 
⚪︎オートロック機能がない低層マンションの集合玄関にIPインターホンS617を活用
オートロック機能がない集合住宅では、不審者なども入りやすいことから、防犯面において安心ではありません。電気錠に対応したIPインターホンS617を低層マンションの集合玄関に導入すると、部外者の侵入防止対策が行えるオートロック化が実現します。来訪者が集合玄関のIPインターホンを利用することで、不正侵入を阻止しマンション内の安全性の向上が見込めます。S617の顔認証では、偽物を防止するためのなりすまし防止機能を搭載しており、集合玄関からの不正侵入を防止し堅牢なセキュリティ対策を実現します。
 
⚪︎企業の社員寮の集合玄関にIPインターホンS617を活用
社員寮の集合玄関に従来のインターホンからIPインターホンに交換すると、外出中でもスマートフォンで来訪者と通話が行えます。来訪者から呼び出しがあると、スマートフォンにダウンロードしたアプリに通知が届くため、手元のスマートフォンで通話することが可能です。たとえば、不在中に宅配などが来た場合、宅配業者に置き配の置き場所の指示や再配達の依頼などを伝えるほか、スマホアプリから扉を遠隔操作で解除ができます。本人が集合玄関のIPインターホンS617を利用する際は、顔認証を利用することで手ぶらで容易な入室が実現します。
 
◎まとめ
集合住宅マンションの防犯性を高めるためには、集合玄関からの不審者などの侵入を防止にIPインターホンの導入は効果的です。IPインターホンは、外出中でも来訪者の顔を確認して応対できる点や、遠隔操作で解除することができることから、機能性とセキュリティ性が高いインターホンシステムといえます。カギ舎では、LAXASの集合玄関機IPインターホンS617を取り扱っております。集合住宅マンションの集合玄関に、顔認証を用いたIPインターホンをご検討の方は、お気軽にご相談ください。

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