防犯面を考慮するなら鍵の追加も選択肢のひとつ!
昔の暮らしでは、おそらく鍵という概念はなかったことでしょう。鍵をかけるほうが神経質に思われていたのかもしれません。しかしながら、今の時代は違います。鍵をかけない、鍵をつけないというと「それで大丈夫なの!?」と言われてしまうことでしょう。幸か不幸か、今の時代を生きるのであれば鍵というのは必須です。鍵は自分の身を守るだけではなく、家族を守ってくれますし、その財産までをも守ってくれる頼もしいパートナーなのです。基本的に今の時代を生きる方の住まいには鍵がついているかと思いますが、その鍵が防犯面で十分な役割を果たしているかどうかはわかりません。場合によっては、防犯面を考慮して鍵を追加するということも必要かもしれません。
・防犯面で危うい鍵とは?
住まいにもいろいろな形がありますし、そこで使われている鍵もさまざまです。新築の分譲マンションなどであれば、それこそ最先端のテクノロジーが使われている鍵が採用されていることもあるかもしれません。ただ、住まいというのは新しいものばかりではありません。当然、古い住まいも存在するわけです。実際に、昔話に登場するような古めかしい住まいで生活をしている方だっているのです。古い住まいが悪いというわけではありません。古い住まいには古い住まいならではの魅力があります。ただ、その住まいについている鍵というのはちょっと考える必要があるかもしれません。というのも、住まいと同じく古い鍵が使われている可能性が高いからです。古い鍵というのは、やはり防犯面でも危うい部分があります。場合によっては、素人でも開錠できることもあるかもしれません。具体的に防犯面で危うい鍵についてご紹介していきましょう。
まず、ディスクシリンダーというタイプです。古い賃貸物件などでは、まだまだ使われていることが多いタイプの鍵になります。鍵穴が縦長でちょうど這いつくばっている芋虫のような形をしています。鍵もそれと同じ形をしていて、両端がギザギザとしているのです。おそらく鍵といったときに多くの方が思い浮かべるタイプのものです。昔からよく使われている鍵で、かなりたくさん売れていました。そのため、全国各地でもいまだに多くの住まいで使われています。実際にその鍵を使っているという方も多いでしょうが、実はこのディスクシリンダータイプの鍵がもっともピッキングのターゲットとされているのです。鍵の追加だけではなく、鍵の交換も視野に入れたほうがいいかもしれません。
次に、ピンシリンダーというタイプの鍵です。文字通り、ピンによって構成されている鍵です。単純構造で3本から5本のピンで構成されているのですが、鍵の片側のみがギザギザになっているのが特徴です。これもピッキングに弱いので、鍵の追加だけではなく、鍵の交換も含めて視野に入れたほうがいいでしょう。
そして、ECシリンダーというタイプの鍵です。先で挙げたディスクシリンダーとピンシリンダーは特に危険度が高いのですが、EDシリンダーは中程度から高といったところでしょう。鍵穴が横向きになっていて、鍵の両側に磁石が埋め込まれているのが特徴になってきます。見た目にもハイテクっぽい感じの鍵ですし、その構造を考えてもピッキングはそう簡単ではありません。ただ、今の時代はECシリンダー以上のセキュリティーが求められているため、鍵の追加や交換を考えたほうがいいでしょう。
これらのディスクシリンダー、ピンシリンダー、ECシリンダーといった3タイプの鍵が採用されている住まいというのは、思っている以上に多いものです。「今まで大丈夫だったから・・・」と考えている方も多いでしょうが、明日ピッキングされる可能性だってあるのです。防犯面での危うさがわかっている以上は、やはり何かしらのアクションを起こしたほうがいいでしょう。「鍵の交換は大掛かりだし・・・」と思うのであれば、鍵の追加だけでも防犯面のリスクは違ってきます。ひとまず鍵の追加で様子を見るという形でもいいのではないでしょうか。
・防犯上、盲点となりやすい勝手口
防犯のために鍵の追加といった場合、おそらくほとんどの方が無意識のうちに玄関の鍵を想定しているのではないでしょうか。確かに玄関の鍵もかなり重要なのですが、勝手口がある場合には勝手口のことも考えておかなければいけません。というのも、勝手口というのは防犯上で盲点となりやすいところなのです。もともと勝手口のドアというのは本当に申し訳程度につけているような薄いものが多いです。「自分たちしか使わないし・・・」という理由で鍵をつけていないという方もいるでしょうが、そういった油断が狙われることになるのです。
勝手口というのは、人目につきにくいところに設置するものです。だからこそ、こっそりと出入りすることができるのですが、同じく泥棒もこっそりと出入りする可能性があるのです。鍵をつけていないのであれば鍵をつけること、鍵をつけていても鍵の追加を考えておいたほうがいいでしょう。勝手口というのは、ほとんどの方が油断しているところです。
勝手口は外が見えるようにガラス張りにしているというところも多いでしょうが、そういった場合には鍵の位置も重要になってきます。ガラス張りの場合、ガラスを割られて手で直接開錠されてしまう可能性があるからです。仮にガラスを割られても手で開錠するのが難しい位置に鍵を設置すること、複数の鍵を設置することが大切です。そもそもガラスを割られないように、防犯フィルムなども活用していきたいところです。あとは、警報装置やセンサライトなども検討しておきたいものです。鍵の追加だけでも防犯面でも効果はアップしますが、他のものでサポートをするとより防犯面を高めることができます。
「勝手口は油断しやすい」というのは泥棒の間では常識と考えていいでしょう。だからこそ、神経質になりすぎるくらいでちょうどいいのです。念には念を入れて、しっかりと防犯面のアップに力を入れていきましょう。
・鍵の追加は思っている以上に効果がある
「鍵の追加くらいで・・・」と思っている方も多いでしょうが、鍵の追加というのは思っている以上に効果的です。というのも、鍵の数だけ時間を稼ぐことができるからです。泥棒というのは、基本的に短時間で犯行を終えるものです。時間がかかりそうなところはそうそうに切り上げて、別のターゲットを探す・・・というのはよくある話です。鍵というのは基本的にひとつひとつ開錠していかなければいけませんので、数が多ければ多いほど開錠に時間はかかるわけです。もちろん、手慣れた泥棒であればそれもスピーディーにおこなってしまうかもしれませんが、手間がかかるのを嫌います。鍵を追加すると、それだけでターゲットにされにくくなるのです。
鍵をバンバン追加してとにかく鍵の数を増やすということもできますし、防犯面でかなり優れた鍵をひとつだけ追加するということもできます。鍵に関しては自分が開錠することも考えて設置したほうがいいので、やはり防犯面に優れている鍵を絞り込んで追加するという形をおすすめします。
・鍵の追加は鍵の専門業者に!
最近では100円ショップなどでも防犯グッズの取り扱いがありますし、ホームセンターなどに行けば簡単に取り付けられる鍵の類もいろいろあるかと思います。もちろん、防犯面を高めるためにそういったものを使ってみるのも様子見としてはいいのですが、やはり防犯面ではあまり期待ができません。というのも、簡単に購入できる市販されているものに関しては、狙っている泥棒側も簡単に入手することができるわけです。泥棒は泥棒で開錠するために研究をしていますので、「ここの家はあれを使っているな・・・」とわかれば簡単に侵入を許してしまうのです。それではせっかくお金をかけて購入したものも意味がなくなってしまいます。
それに鍵の追加を自力でやろうとしても失敗してしまう可能性があります。鍵というのは思っている以上に複雑な構造をしていますし、最新の鍵などであればそれこそ一般の方にとってはちんぷんかんぷんです。うまく取り付けられないことによって逆に危険性が増すという可能性だってあります。鍵というのは一般の方にとっては複雑で難しいものだからこそ、鍵の専門業者が存在するのです。「餅は餅屋」と言いますし、鍵の追加も含めて鍵に関するご相談やご依頼はやはり鍵の専門業者にご連絡をいただければと思います。当社にご相談やご依頼をいただければ、鍵の追加も含めてしっかりと対応させていただきます。