玄関ドアの調子が悪いと、何かと不便が生じますね。玄関ドアの不具合は、ドアクローザーの劣化が原因になっている場合が多くあります。 ドアクローザーは、玄関ドア上部にあるアコーディオン式になっている器具です。 日頃、ドアクローザーを意識していない人の方がほとんどでしょう。

ドアクローザーの役割

ドアクローザーは、玄関ドアにとって大変大切な役割を担っています。 重い玄関ドアが、勢いよく閉まらないのは、ドアクローザーが付いているからこそ。強風が吹いていなくても、ドアクローザーがないと、バタンと大きな音を立てて急に閉まってしまいます。いきなりドアが閉まると、指を挟んでしまいかねません。 ２０１７年に入って、ドアクローザーに対する警笛が鳴らされています。 東京都では、保護者を対象に実態調査が行われました。その調査では、回答者の約３分の１の子どもが指を挟んでいたことが明らかとなっています。 ドアに指を挟む事故は、最悪な場合でも骨折で済むだろうと思いがちですが、決してそうではありません。 過去より、玄関ドアだけでなく、さまざまな箇所で指を挟む事故が発生しています。平成17年には、トイレのドアに挟まれて男児が指を切断。軽いトイレのドアでさえ、そのような事故が発生しているのです。 都内の調査では平成２３～２７年の５年間で、０～１２歳の子どもの救急搬送が９３２人、そのうち４５人が指を切断しています。 都は、開閉速度を緩やかにするドアクローザーの調整や、ドアの内側の丁番側への指挟みの防止グッズの取り付けなどを推奨しています。 長年に渡って怪我をする事故が続いていますが、玄関ドアのメンテナンスは怠ってはいけないという教訓にせねばなりませんね。

ドアクローザーの寿命は？

どんなものでも寿命があるように、ドアクローザーにも寿命があります。毎日開閉しているドアを調整し続けているのですから、当然ですね。 ドアクローザーの耐用年数は、約10年〜15年と言われています。もちろん使用頻度が高くなればなるほど、寿命も早まることになりますが、全く使わなくとも錆びれてしまいます。 室内ドアのドアクローザーより、玄関ドアのドアクローザーの方が外気に晒されやすいので、劣化し寿命は短くなります。 そして、いくら室内だからといってもドアクローザーの内部のバネが痛み、本来の安全を守るドアクローザーの役割を果たさなくなってしまいます。上で述べた指を挟む事故が起きる危険性が高くなるのです。 多くの場合、子どもやお年寄りでしょう。しかし、反射神経が良い年代とは言っても、決して指を切断する事故が起こらないとも限りません。 ドアクローザーの調子が悪くなった時は、メンテナンスを必ず行いましょう。

ドアクローザーは修理ができない？

ドアクローザーに不具合が出てきたら、必ず交換しなければならないわけではありません。ドアクローザーの修理を行うことができます。 ドアクローザーには『速度調節弁』という箇所があります。その部分を工具で回すことによって、ドアの閉まる速度を調節できます。『速度調節弁』が、2つ付いている場合は、２箇所調節します。 ２箇所の調節は、ドアの開閉する場所の調節ですので、それぞれをうまく調節しなくてはなりません。 ただし『速度調節弁』を回しすぎると、内部の油が漏れてしまいドアクローザーを交換しなくてはならなくなる場合がありますので、注意が必要です。 カギ舎セキュスターズでは、玄関の鍵だけでなくドアクローザーの修理・交換も行なっています。 木造用、マンションアパートなど、さまざまな種類のドアクローザーを用意しておりますので、お待たせすることなく交換が行えます。 ドアクローザーの交換費用は、サイズや種類にもよりますが、8,600円〜とかなりの低価格でご提供しております。 ドアクローザーの修理・交換は、家族が指を挟む事故が起きる前に対処した方が良いでしょう。指を挟むだけならまだしも、切断するような事が起こってしまってからでは手遅れとなります。 扉周りのことなら、どんなことでもカギ舎セキュスターズへご相談下さいませ。

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