私たちが日々暮らしていくなかで、安心安全に生活するためにアイホンのインターホンシステムなど活躍しています。戸建住宅からマンションといった集合住宅から医療施設、学校やオフィスなど各施設に至るさまざまな場所でアイホンは使われています。日頃から私たちを安心な暮らしを見守ってくれているアイホンですが、アイホンが古いままだと突然不具合が起きてしまい、いざという時にセキュリティの意味をなくしてしまう可能性があります。そのため古いアイホンが不具合を起こしてくれる前に、古いアイホンから新しいアイホンのインターホンへ交換する必要性があります。
◎アイホンとは
「アイホン」とは、戸建てや集合住宅のエントランス向けインターホンやドアホン、オフィスや工場向けの業務用セキュリティ製品や各種通話機器、病院などの医療期間や福祉施設向けのナースコールなどを製造販売しているアイホン株式会社の製品です。アイホン株式会社の歴史はとても古く、1948年創業の老舗メーカーで、「合資会社 東海音響電気研究所」という名前でスタートしました。設立当初、ラジオ・拡声器等の組立などを行いながら、同時通話式インターホンの研究開発を行ったのがはじまりで、本社は愛知県名古屋市にあります。現在は、世界約70カ国に商品の輸出及び販売を行っており、誰もが知るアメリカのホワイトハウスにもアイホンが使われているそうです。アメリカに「AIPHONE U.S.A.INC.」も設立されています。「アイホン」という会社名の由来は、製品名の一文字「愛」とインターホンの「ホン」が組み合わされた名前だそうで、アメリカのApple社で販売されているiPhoneとも深い関係があります。実は、Appleが販売しているiPhoneの名称は、アイホンが先に商標登録していたため、AppleはアイホンのライセンスによってiPhoneの名前を使用しています。そのため、iPhoneの外箱の裏などには「商標『iPhone』は、アイホン株式会社の許諾を得て使用しています」と明記されています。
◎アイホンの種類
アイホン社製のインターホンの種類は多岐にわたります。アイホンは最先端のインターホンシステムを多数販売しており、お互いに顔を見ながら遠隔通話ができる戸建住宅や集合住宅向けのインターホン、放送・呼出・通話・映像を一元化できるオフィスや工場向けの製品、緊急時通話装置など医療現場や福祉施設で活躍しているものまでさまざまです。次にアイホンの製品をそれぞれ詳しくご紹介します。
○戸建住宅
戸建住宅向けのアイホン製品は、離れていても手放しで通話ができる【ドアホン】と、家中のどこにいても来訪者の対応ができる【テレビドアホン】があります。ドアホンは、アイホンのなかでも長年に渡り販売されているロングセラー製品で、シンプルかつスリムなデザイン性で、家のなかでも場所をとりません。アイホン製品のなかでも優れた性能の「セキュリティドアホン」は、ガス警報器が鳴ると玄関と室内に警報音で知らせてくれるガス漏れ警報機能付や、火災感知器が火災発生をキャッチすると親機と玄関子機から音声警報音で知らせてくれる火災感知器連動、非常通報機能、トイレコール連動、バスコール連動と、家中の万が一の危険から身を守ってくれます。また、今や持っているのは当たり前の時代となった、アイホンとスマートフォンが連動できるテレビドアホン「WP-24Aシリーズ」は、外出中に急な来訪があった場合や、配達員とも連絡を取ることができ、宅配ボックスと連動することで、再配達の煩わしさも解消することができます。さらには、音声操作による来客対応も可能な、スマートスピーカーにも対応しているので、手が離せない仕事中の時や子育てで日々追われている母親にとってアイホンの製品は心強い存在です。
○集合住宅
アイホンでは集合住宅用に大きく分けて2種類のインターホンを販売しています。まずひとつ目のアイホン製品は、オートロックなどの集合玄関に対応した集合住宅用インターホンシステムです。その中でもおすすめのアイホン製品が、「らくタッチdearisシステム」です。4つの「らく」が特徴となっており、誰でも「らく」に使うことができるおすすめの商品です。業界最大タッチパネル式の7型ワイド画面を採用することで「見るらく」、「どのボタンを押せばいいのか迷う」など、使いにくさの原因となってしまいがちなボタン操作をシンプルにすることでわかりやすく改善した「使うらく」、知らない来訪者や、留守中の来訪者、様々なお知らせもインターホンで簡単に確認することができる「確認がらく」、専用アプリをお手持ちのスマートフォンやタブレットにインストールすることで、外出先でも来訪者の映像確認や通話、オートドアの解錠が可能となった「繋がるらく」、さらには集合住宅の管理人が、管理用パソコンからお知らせを配信することが可能で、居住者と「らく」に繋がることができるのがアイホンの「らくタッチdearisシステム」です。
集合住宅用インターホンのふたつ目は、オートロック・管理室親機・システム制御装置などには対応していないタイプの住戸完結型インターホンです。集合住宅の住戸毎に独立したセキュリティテレビドアホンで、なかでも代表的なのが「セキュリティテレビドアホン録画 1・3」です。アイホンの製品のなかでも防犯・防災機能と見やすさ・使いやすさを兼ね備えたセキュリティテレビドアホンで、来訪者の映像だけではなく、大切な家をしっかりと守ってくれます。
○オフィス・工場
アイホン社では、インターホンの概念をがらりと変えるIPネットワーク対応インターホン「IXシステム」を販売しており、商業施設・工場・社会インフラの事業所・オフィスビルなど幅広く活躍しています。アイホンの「IXシステム」は、ネットワーク上の接続台数の制限がなく、VPN接続により距離の制限もない、他社製ネットワーク製品との連携を可能にした、画期的な製品です。オフィスによっては、「出入口が多い」「敷地が広い」などの理由で、従来型のカメラ付きインターホンは設置が難しいなどの課題がありましたが、ひとつのシステムで構築できるようになったので、アイホンのインターホンを導入できるようになった企業も数多くあります。また、ドアホン端末のカメラの高画質化により、顔認証や動線監視などができるので、カメラ映像解析を使用したい場合や、セキュリティの向上したい場合にもアイホンのインターホンは役に立ちます。
○医療施設・福祉施設
アイホンは医療施設や福祉施設などでも役立てられています。IPネットワーク対応インターホン「ナースコールシステム Vi-nurse(ビーナース)」は、患者さんの情報を「見える化」することで、スタッフだけでなく患者さん自身も安心して過ごすことができます。PCナースコールにボード型親機の使いやすさをプラスし、アイホンでは業界最大クラスの7型画面を採用した液晶表示灯で共用エリアの情報表示ツールとして、ドクター、スタッフ、面会者を分かりやすくアシストしてくれます。
◎アイホンのセキュリティ
空き巣や、ピッキング、強盗などの犯罪は未だ高い推移にありますが、空き巣などが侵入先の留守を確認するために最も多く使われる手口が、宅配業者などを装いアイホンの集合住宅インターホンやエントランスインターホンを鳴らす方法であると言われています。またピッキングなどで侵入する時間は数分と短時間で犯行に及ばれてしまうため、侵入されにくいカギに交換することをおすすめします。長く交換してなく古いままだったり、防犯性の低いアイホンのインターホンを使うことは住宅に侵入されやすくなり、窃盗などの被害に繋がってしまう危険性があります。アイホン社製のインターホンは、利便性と安全性を兼ね備えた、より強いセキュリティのインターホンが販売されていますが、古いアイホンのインターホンはセキュリティに弱く、「危険が迫った時には遅かった…」と、取り返しのつかないことになりかねません。古いインターホンから新しいアイホンのインターホンへ交換をすることで、強固なセキュリティになるだけでなく、操作が以前と比べて楽になるなどプラス要素もあります。
◎古いアイホンのインターホン
毎日休みなく活躍してくれるアイホンのインターホンにも家電製品と同じように寿命があります。アイホン社の古いインターホンの設置から15年以上経過してしまうと、経年変化により故障する頻度も多くなり、古いままだと最悪の場合にはシステムダウンが起こる可能性があります。日常的使用による部品の劣化など、故障発生率が「15年」という節目で上昇してしまいます。アイホンを含む古いインターホンメーカーの必要な部品や基盤の保有期間は、生産終了後約7年となっています。また、アイホン設置から15年以上が経過するとメーカーに古い部品がなくなり直すのが不可能となってしまうため、早めに古いアイホンの交換を検討しましょう。インターホン及び関連する通信・情報機器工業の製造・販売に携わる14社が会員となって発足した「インターホン工業会」でインターホンシステムの更新期間の目安が定められています。戸建て用インターホンの更新期間はおおよそ10年、集合住宅用インターホンシステムはおおよそ15年だそうです。古いインターホンで呼び出しボタンが押せない、雑音がする、会話が途切れてしまう、オートロックの開錠ができない。などと不具合が起き始めている場合には、古いインターホンの交換時期なので新しいアイホンのインターホンへ交換することをおすすめします。また、医療施設や福祉施設で使用している主要インターホンシステムは、近年高度化・複雑化していて、日ごろの保守・点検を行っていても他の設備機器と同様、その機能と性能の信頼性の維持には、経年的な限界を避けて通ることはできません。更新期間が遅れると不測の事態を招くおそれがあり、設置後の一定期間を経過したときにシステムの更新をする必要がでてきます。戸建て住宅や、集合住宅用インターホンと同様に、部品の摩耗や劣化が原因の不具合報告がおおよそ12年を境に増加しています。この時期を目安として古いものから新しくアイホンのインターホンへの交換をおすすめします。いつでも呼ぶことができ、何かあった時にも安心できる存在のナースコールです。定期的な点検はもちろん、そろそろ交換時期かな?と思ったら、専門業者に相談しましょう。
◎アイホンの交換
古いアイホンから新しいアイホンに取り替える際に、注意しなければいけないことがあります。戸建住宅などに使われている古いアイホンは、自分で交換可能な製品もありますが、業者にお願いしないと交換できないものもあるため、取り替える前に確認が必要です。集合住宅の場合の交換は特に注意が必要で、大きく分けて2つのシステム構成があります。まず、「集合住宅システム」というものです。特徴としては、エントランスに集合玄関機があり、居室親機からオートロックの開錠ができること、共用部の管理室に管理室親機があることがあげられます。集合住宅システムの場合には自動火災報知設備などがアイホンのインターホンと連動しているため、全ての部屋のアイホンのインターホンを一斉に交換をしなければならず、大掛かりな交換工事が必要になります。また、個人の一存で勝手に交換を行うことはできないので、まずはマンションの管理会社や大家さんへ不具合の連絡をするようにしましょう。もう1つのシステムは「住戸完結システム」というもので、オートロックと連動されていないものです。各住戸で完結したシステムのため、各住戸に交換が可能になります。住戸完結システムの特徴は、エントランスに集合玄関機がない、各住戸の前に住戸玄関機がある、共用部の管理室に管理室親機がないことです。この場合は自分で交換することが可能ですが、しっかり取り付けを行わないとさらなるトラブルにつながるため、専門的な業者へ交換をお願いすることでスムーズに作業が行えるだけでなく、まとめて依頼することで交換の費用もリーズナブルに抑えられる場合もあります。
◎アイホンの集合玄関機
アイホンの集合玄関機では、テンキーのボタン操作によりさまざまな設定を行うことができます。玄関機で設定できる項目は「声」「表示」「暗証番号」「その他」の4つとなっています。集合玄関機の各設定を行う前には、毎回テンキーの「*」→①→「*」→管理者番号の順でボタンを押す必要があります。なお管理者番号を設定する前の番号は「0000」となっているため、必ず違う場合に変更してから使用するようにしてください。エラーが発生すると「E5」と表示され、もう一度管理用番号を入力し直す必要があります。設定が終了すると集合玄関機の設定メニューのトップ画面に、「メニュー(0ー4) 」「0:シュウリョウ」と表示されます。なお、どの設定を行う場合でも、3分間操作を行わないと待ち受け画面に戻りますが、テンキーの「消」ボタンを押すと前の画面に戻ります。設定を変更する場合には、そのつど最後に必ず「呼出」ボタンを押して決定しないと、変更が反映されないため注意が必要してください。全ての設定の作業を終了する際には設定メニュートップ画面でテンキーを「0」→「呼出」の順で押してください。
○声の設定
声の設定では、キー入力音、電子錠プリトーン回数、着荷通知プリトーン回数、プリトーン音量を設定することが可能です。先ほど説明した手順で「メニュー(0ー4)」「0:シュウリョウ」と設定トップメニュー画面を表示したら、集合玄関機のテンキーを①→「呼出」の順で押します。キー入力音ではボタンを押した際の「ピ」という確認音を設定することができます。キー入力音を設定したい場合はテンキーの①、入力音を設定しない場合は②を選び、最後に「呼出」を押し決定します。電子錠プリトーン回数は、集合玄関機でオートドア、つまり電子錠を解錠した際の「ポーン」というプリトーン回数を設定します。テンキーの②→「呼出」の順序で押し【「0」0回①1回②2回③3回】のうちのどれかを選んで回数を決めテンキーを押したら、最後に「呼出」を押します。着荷通知プリトーン回数は、集合玄関機で電子錠を解錠した際の着荷通知音の「ポーン」というプリトーン回数を設定します。テンキーの③→「呼出」の順序で押し【「0」0回①1回②2回③3回】のうちのどれかの回数を選んだら、最後に「呼出」を押します。プリトーン音量では、電子錠プリトーンや着荷通知音の音量を設定します。テンキーの④→「呼出」を押し、同じくテンキーの①から⑨の数字のどれかを押します。数が小さいほど音は小さく、数が大きくなるほど音量も高くなります。最後に「呼出」を押します。
○表示の設定
表示の設定では、着荷表示時間、表示の明るさを設定することができます。まず、
「メニュー(0ー4)」「0:シュウリョウ」と設定トップメニュー画面を表示します。着荷表示時間の設定では、宅配着荷時に「着荷あり」と表示される着荷表示の継続時間を設定することができます。テンキーの①→「呼出」の順で押したら、テンキーの中の①から⑤までのどれかひとつを選択します。それぞれ①は5秒間②は10秒間③は20秒間④は30秒間⑤は60間秒「着荷あり」と集合玄関機の画面に表示されます。表示される時間を決めたら最後に「呼出」を押します。表示の明るさを設定する場合にはテンキーの②→「呼出」を押し、同じくテンキーの①から⑧までの数字のどれかを選択します。数が小さいほど画面は暗くなり、数が大きくなるほど画面は明るくなります。最後に「呼出」を押して決定します。
○暗証番号の設定
暗証番号の設定では、解錠用暗証番号と管理用番号を設定します。集合玄関機を使用するためには、どちらも必ず設定しなければならないため、忘れないようにしましょう。最初に「メニュー(0ー4)」「0:シュウリョウ」と設定トップメニュー画面を表示します。解錠用暗証番号は3つまで設定することができ、同時にその番号が有効な時間帯をテンキーで入力する必要があります。時間帯はふたつまで設定することが可能となっています。解錠の開始時刻、終了時刻を有効時間帯Aまたは有効時間帯Bに入力しますが、例えば有効な時間帯を00:00~24:00の間とすると集合玄関機を常時解錠することができますが、00:00~00:00とすると解錠できなくなるため気をつけましょう。解錠用暗証番号を設定する場合はテンキーの①→「呼出」の順で押し、暗証番号を決めたらテンキーの①から③を押して変更する暗証番号を選びます。次に「呼出」を押して4桁の暗証番号を入力して「呼出」を押し決定します。それから解錠用暗証番号の有効な時間帯の開始時刻と終了終了を入力し「呼出」を押し決定します。管理用番号では、集合玄関機の設定を変更する際に必要な番号を設定します。テンキーの②→「呼出」の順で押し、管理用番号を決めたらテンキーの「0」から⑨を使い4桁の数字を押し、最後に「呼出」を押し決定します。なお解錠用暗証番号や有効時間帯を決めたら、必ず集合玄関機の取扱説明書にそれらを記入しておき、忘れないようにしてください。「0000」は解錠用の暗証番号として使用できず、解錠操作もできないため注意してください。
○その他の設定
ほかにも、日時設定、連続解錠時間帯、移報接点出力設定、みやすさ設定や、バージョン確認、初期化、録画消去の操作を行うことができます。まず「メニュー(0ー4)」「0:シュウリョウ」と設定トップメニュー画面を表示したらテンキーの④→「呼出」を押します。日時設定では、集合玄関機の制御装置の日時を設定します。テンキーの①→「呼出」を押したら、テンキーの「0」から⑨を使い「西暦の下桁2と、月(2桁)日(2桁)時(2桁)分(2桁)」を入力し「呼出」を押して決定します。連続解錠時間帯では、連続解錠する時間帯を2つまで設定することができます。ひとつだけ設定したいという場合は開始時刻、終了時刻を、連続解錠時間帯1または連続解錠時間帯2のいずれかに入力します。その際には必ず集合玄関機の取扱説明書に設定した連続解錠時間帯を記入して覚えておくようにしてください。連続解錠時間帯を00:00~24:00とすると集合玄関機は常時解錠できる状態となり、00:00~00:00とすると常時施錠しているため開けられない状態となるため注意が必要です。連続解錠時間帯を設定する場合はテンキーの②→「呼出」を押してから、同じく「0」から⑨を押して、連続解錠時間帯の開始時刻と終了時刻を00:00~24:00の時間帯で入力し、最後に「呼出」を押します。移報接点出力設定では、住宅用火災警報器が火災を感知した場合、集合玄関機を連動させて異常を知らせる際の設定を行います。初期設定では「移報しない」となっています。テンキーの③→「呼出」→「0」を押し、次にテンキーの【「0」イホウシナイ①ハンヨウ1②ガスモレ③ガスミセツゾク④ガスカンキ⑤イジョウ⑥ボウハン1⑦ボウハン2⑧ハンヨウ2】の中からどれかひとつを選んで押し「呼出」を押します。移報接点5の出力設定まで繰り返し行ったら「呼出」を押して決定します。途中で設定を保存する場合には「消」を押してから①を押すと設定が保存され、その他の設定のトップ画面に戻ります。みやすさ設定では、カメラ付きの集合玄関機において逆光補正の有無の設定をすることが可能です。テンキーの④→「呼出」の順で押したら、逆光補正する場合は①を、しない場合は②のボタンを押し、最後に「呼出」を押します。バージョン確認では、集合玄関機、ソフトウェアのバージョンを確認することができます。テンキーの⑤→「呼出」の順で押すと、「X:集合玄関機」「D:ソフトウェア」がそれぞれ表示され「呼出」を押すと元に戻ります。初期化では、設定を初期の状態に戻すことができます。ただし、日時設定と移報接点出力設定は初期化されないため注意が必要です。テンキーの⑥→「呼出」→「0」の順で押します。そうすると画面に「ショキカシマシタ」と表示され、約2秒後にその他の設定画面に戻ります。録画消去では、施工完了後、全住戸親機に保存されている録画データを消去することができます。なお住戸親機がシステムに接続されていて、電源が入っており待受状態の場合に削除され、住戸親機で保護されているデータも消去されます。テンキーの⑦→「呼出」→「0」の順で押すと「ロクガショウキョソウサシマシタ」と表示され、約2秒後にその他の設定画面に戻ります。
○ズーム位置の設定(カメラ付きのみ)
カメラ付きの集合玄関機は、居室と通話中にカメラのズームの位置を設定することができます。なお居室でズーム操作を行った際や居室に自動録画されるカメラ位置の設定を行う際には、必ず居室とエントランスで映像を見ながら行い、集合玄関機の取扱説明書に設定したズーム位置を記入しておくようにしてください。初期設定ではカメラのズームの位置は中央になっていますが、テンキーを操作することで上下方向、左右方向ともに11ステップ移動させることが可能です。操作方法は、居室と通話の最中にテンキーの「*」→⑥→「*」の順で押したら管理番号を入力します。10秒間操作しないと通話画面に戻り、カメラ位置調整画面はカメラ位置を操作すると最大1分間表示されます。次に居室画面をズーム画面にします。そうしたらテンキーの②④⑤⑥⑧のどれかを押してカメラの位置を調整します。②は上④は左⑤はデフォルト位置の中央⑥は右⑧は下にそれぞれカメラの位置が動きます。ボタンを押してカメラの位置を定めたら最後に「呼出」を押します。
○音量の設定
居室と通話中に集合玄関機の受話音量を設定することができます。詳細は取扱説明書を確認してください。
○不具合で困った時
何らかの不具合が起こった場合には、どんな症状があるのかにより確認する内容や処置方向が異なります。集合玄関機や管理室親機の表示部が表示されない場合には、制御装置のスイッチが入っているか確認し、入っていない場合には電源を入れてください。また制御装置の商用電源(AC100V)が入っているかもチェックして、入っていない場合は入れてください。さらに集合玄関機や管理室親機の「+」「-」の端子がきちんと接続されているか確認して、入っていなければ接続するようにしましょう。居室に呼び出しができない場合には、親機の部屋番号が正しく設定されているかどうか確認し、間違っている場合には正しく設定してください。制御装置の商用電源(AC100V)が入っているかもチェックしましょう。また、玄関子機もしくは住戸アダプター機器内の「R1」「R2」「RB1」「RB2」端子それぞれの配線が正しいかどうかも確認してください。集合玄関機から全居室に呼出ができない場合には、集合玄関機器内の「D1」「D2」端子の配線を確認し、集合玄関機の番号、つまり設定スイッチが正しく設定されているかどうかも同時に確認してください。管理室親機から全居室に呼出ができない場合には、管理室親機の機器内にある「K1」と「K2」端子の配線を、玄関子機から呼出ができない場合には、子機の機器内の「A1」「AK2」端子の配線が正しいかどうかそれぞれ確認しましょう。
○エラー表示
エラーが発生すると、集合玄関機や管理室親機に以下のようなエラーが表示されます。「E2」と表示されたら入力した部屋番号が間違っており、住戸パターンに存在しない部屋番号を入力しているか、また呼び出した親機の電源が入っていない可能性があるため、正しい部屋番号を入力してください。さらに集合玄関機から制御装置の配線がつながっていないか断線している状態で親機を呼び出している、もしくは集合玄関機な親機と制御装置の配線がつながっていないか断線していることも考えられるため、配線を確認しましょう。「E3」と表示されたら集合玄関機番号、つまり設定スイッチの番号が重複しているため、違う番号に変更してください。「E5」と表示された場合は、解錠用暗証番号または管理用番号が違うか、または有効時間帯以外である可能性があります。「E6」と表示された場合は、電源を入れ直して日時を設定し直してください。「E7」と表示されたら、制御装置の電源を入れた際に親機と制御装置の配線が短絡、つまりショートしている、または管理室親機と制御装置、集合玄関機と制御装置の配線がショートまたは断線している可能性が考えられます。◎廃盤リスト
◎まとめアイホンのインターホンはさまざまな機能を備えています。防犯面においても重要な役割を果たすアイホンのインターホンですが、古いインターホンをそのまま使い続けていると、不具合が起きるリスクが上がってしまいます。アイホンの古いインターホンは、約10~15年で交換が必要であると言われています。古いインターホンからの声が聞こえづらい、画面に何も写らなくなってしまったという不具合が見られた場合には、専門業者に依頼して交換するようにしましょう。アイホンの古いインターホンの交換を依頼する業者を探す場合は、安い価格で請け負う所を探すことも大切ですが、保証面やアフターフォロー体制が万全であるなど、信頼して交換を依頼できる所を探すことも大切です。カギ舎セキュスターズではアイホン社製の古いインターホンの交換などを承っています。できるだけスピーディーに、予算に見合ったお安い費用で設置や交換をしたいという方は24時間365日対応しているカギ舎セキュスターズへご相談ください。
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私たちが日々暮らしていくなかで、安心安全に生活するためにアイホンのインターホンシステムなど活躍しています。戸建住宅からマンションといった集合住宅から医療施設、学校やオフィスなど各施設に至るさまざまな場所でアイホンは使われています。日頃から私たちを安心な暮らしを見守ってくれているアイホンですが、アイホンが古いままだと突然不具合が起きてしまい、いざという時にセキュリティの意味をなくしてしまう可能性があります。そのため古いアイホンが不具合を起こしてくれる前に、古いアイホンから新しいアイホンのインターホンへ交換する必要性があります。
◎アイホンとは
「アイホン」とは、戸建てや集合住宅のエントランス向けインターホンやドアホン、オフィスや工場向けの業務用セキュリティ製品や各種通話機器、病院などの医療期間や福祉施設向けのナースコールなどを製造販売しているアイホン株式会社の製品です。アイホン株式会社の歴史はとても古く、1948年創業の老舗メーカーで、「合資会社 東海音響電気研究所」という名前でスタートしました。設立当初、ラジオ・拡声器等の組立などを行いながら、同時通話式インターホンの研究開発を行ったのがはじまりで、本社は愛知県名古屋市にあります。現在は、世界約70カ国に商品の輸出及び販売を行っており、誰もが知るアメリカのホワイトハウスにもアイホンが使われているそうです。アメリカに「AIPHONE U.S.A.INC.」も設立されています。「アイホン」という会社名の由来は、製品名の一文字「愛」とインターホンの「ホン」が組み合わされた名前だそうで、アメリカのApple社で販売されているiPhoneとも深い関係があります。実は、Appleが販売しているiPhoneの名称は、アイホンが先に商標登録していたため、AppleはアイホンのライセンスによってiPhoneの名前を使用しています。そのため、iPhoneの外箱の裏などには「商標『iPhone』は、アイホン株式会社の許諾を得て使用しています」と明記されています。
◎アイホンの種類
アイホン社製のインターホンの種類は多岐にわたります。アイホンは最先端のインターホンシステムを多数販売しており、お互いに顔を見ながら遠隔通話ができる戸建住宅や集合住宅向けのインターホン、放送・呼出・通話・映像を一元化できるオフィスや工場向けの製品、緊急時通話装置など医療現場や福祉施設で活躍しているものまでさまざまです。次にアイホンの製品をそれぞれ詳しくご紹介します。
○戸建住宅
戸建住宅向けのアイホン製品は、離れていても手放しで通話ができる【ドアホン】と、家中のどこにいても来訪者の対応ができる【テレビドアホン】があります。ドアホンは、アイホンのなかでも長年に渡り販売されているロングセラー製品で、シンプルかつスリムなデザイン性で、家のなかでも場所をとりません。アイホン製品のなかでも優れた性能の「セキュリティドアホン」は、ガス警報器が鳴ると玄関と室内に警報音で知らせてくれるガス漏れ警報機能付や、火災感知器が火災発生をキャッチすると親機と玄関子機から音声警報音で知らせてくれる火災感知器連動、非常通報機能、トイレコール連動、バスコール連動と、家中の万が一の危険から身を守ってくれます。また、今や持っているのは当たり前の時代となった、アイホンとスマートフォンが連動できるテレビドアホン「WP-24Aシリーズ」は、外出中に急な来訪があった場合や、配達員とも連絡を取ることができ、宅配ボックスと連動することで、再配達の煩わしさも解消することができます。さらには、音声操作による来客対応も可能な、スマートスピーカーにも対応しているので、手が離せない仕事中の時や子育てで日々追われている母親にとってアイホンの製品は心強い存在です。
○集合住宅
アイホンでは集合住宅用に大きく分けて2種類のインターホンを販売しています。まずひとつ目のアイホン製品は、オートロックなどの集合玄関に対応した集合住宅用インターホンシステムです。その中でもおすすめのアイホン製品が、「らくタッチdearisシステム」です。4つの「らく」が特徴となっており、誰でも「らく」に使うことができるおすすめの商品です。業界最大タッチパネル式の7型ワイド画面を採用することで「見るらく」、「どのボタンを押せばいいのか迷う」など、使いにくさの原因となってしまいがちなボタン操作をシンプルにすることでわかりやすく改善した「使うらく」、知らない来訪者や、留守中の来訪者、様々なお知らせもインターホンで簡単に確認することができる「確認がらく」、専用アプリをお手持ちのスマートフォンやタブレットにインストールすることで、外出先でも来訪者の映像確認や通話、オートドアの解錠が可能となった「繋がるらく」、さらには集合住宅の管理人が、管理用パソコンからお知らせを配信することが可能で、居住者と「らく」に繋がることができるのがアイホンの「らくタッチdearisシステム」です。
集合住宅用インターホンのふたつ目は、オートロック・管理室親機・システム制御装置などには対応していないタイプの住戸完結型インターホンです。集合住宅の住戸毎に独立したセキュリティテレビドアホンで、なかでも代表的なのが「セキュリティテレビドアホン録画 1・3」です。アイホンの製品のなかでも防犯・防災機能と見やすさ・使いやすさを兼ね備えたセキュリティテレビドアホンで、来訪者の映像だけではなく、大切な家をしっかりと守ってくれます。
○オフィス・工場
アイホン社では、インターホンの概念をがらりと変えるIPネットワーク対応インターホン「IXシステム」を販売しており、商業施設・工場・社会インフラの事業所・オフィスビルなど幅広く活躍しています。アイホンの「IXシステム」は、ネットワーク上の接続台数の制限がなく、VPN接続により距離の制限もない、他社製ネットワーク製品との連携を可能にした、画期的な製品です。オフィスによっては、「出入口が多い」「敷地が広い」などの理由で、従来型のカメラ付きインターホンは設置が難しいなどの課題がありましたが、ひとつのシステムで構築できるようになったので、アイホンのインターホンを導入できるようになった企業も数多くあります。また、ドアホン端末のカメラの高画質化により、顔認証や動線監視などができるので、カメラ映像解析を使用したい場合や、セキュリティの向上したい場合にもアイホンのインターホンは役に立ちます。
○医療施設・福祉施設
アイホンは医療施設や福祉施設などでも役立てられています。IPネットワーク対応インターホン「ナースコールシステム Vi-nurse(ビーナース)」は、患者さんの情報を「見える化」することで、スタッフだけでなく患者さん自身も安心して過ごすことができます。PCナースコールにボード型親機の使いやすさをプラスし、アイホンでは業界最大クラスの7型画面を採用した液晶表示灯で共用エリアの情報表示ツールとして、ドクター、スタッフ、面会者を分かりやすくアシストしてくれます。
◎アイホンのセキュリティ
空き巣や、ピッキング、強盗などの犯罪は未だ高い推移にありますが、空き巣などが侵入先の留守を確認するために最も多く使われる手口が、宅配業者などを装いアイホンの集合住宅インターホンやエントランスインターホンを鳴らす方法であると言われています。またピッキングなどで侵入する時間は数分と短時間で犯行に及ばれてしまうため、侵入されにくいカギに交換することをおすすめします。長く交換してなく古いままだったり、防犯性の低いアイホンのインターホンを使うことは住宅に侵入されやすくなり、窃盗などの被害に繋がってしまう危険性があります。アイホン社製のインターホンは、利便性と安全性を兼ね備えた、より強いセキュリティのインターホンが販売されていますが、古いアイホンのインターホンはセキュリティに弱く、「危険が迫った時には遅かった…」と、取り返しのつかないことになりかねません。古いインターホンから新しいアイホンのインターホンへ交換をすることで、強固なセキュリティになるだけでなく、操作が以前と比べて楽になるなどプラス要素もあります。
◎古いアイホンのインターホン
毎日休みなく活躍してくれるアイホンのインターホンにも家電製品と同じように寿命があります。アイホン社の古いインターホンの設置から15年以上経過してしまうと、経年変化により故障する頻度も多くなり、古いままだと最悪の場合にはシステムダウンが起こる可能性があります。日常的使用による部品の劣化など、故障発生率が「15年」という節目で上昇してしまいます。アイホンを含む古いインターホンメーカーの必要な部品や基盤の保有期間は、生産終了後約7年となっています。また、アイホン設置から15年以上が経過するとメーカーに古い部品がなくなり直すのが不可能となってしまうため、早めに古いアイホンの交換を検討しましょう。インターホン及び関連する通信・情報機器工業の製造・販売に携わる14社が会員となって発足した「インターホン工業会」でインターホンシステムの更新期間の目安が定められています。戸建て用インターホンの更新期間はおおよそ10年、集合住宅用インターホンシステムはおおよそ15年だそうです。古いインターホンで呼び出しボタンが押せない、雑音がする、会話が途切れてしまう、オートロックの開錠ができない。などと不具合が起き始めている場合には、古いインターホンの交換時期なので新しいアイホンのインターホンへ交換することをおすすめします。また、医療施設や福祉施設で使用している主要インターホンシステムは、近年高度化・複雑化していて、日ごろの保守・点検を行っていても他の設備機器と同様、その機能と性能の信頼性の維持には、経年的な限界を避けて通ることはできません。更新期間が遅れると不測の事態を招くおそれがあり、設置後の一定期間を経過したときにシステムの更新をする必要がでてきます。戸建て住宅や、集合住宅用インターホンと同様に、部品の摩耗や劣化が原因の不具合報告がおおよそ12年を境に増加しています。この時期を目安として古いものから新しくアイホンのインターホンへの交換をおすすめします。いつでも呼ぶことができ、何かあった時にも安心できる存在のナースコールです。定期的な点検はもちろん、そろそろ交換時期かな?と思ったら、専門業者に相談しましょう。
◎アイホンの交換
古いアイホンから新しいアイホンに取り替える際に、注意しなければいけないことがあります。戸建住宅などに使われている古いアイホンは、自分で交換可能な製品もありますが、業者にお願いしないと交換できないものもあるため、取り替える前に確認が必要です。集合住宅の場合の交換は特に注意が必要で、大きく分けて2つのシステム構成があります。まず、「集合住宅システム」というものです。特徴としては、エントランスに集合玄関機があり、居室親機からオートロックの開錠ができること、共用部の管理室に管理室親機があることがあげられます。集合住宅システムの場合には自動火災報知設備などがアイホンのインターホンと連動しているため、全ての部屋のアイホンのインターホンを一斉に交換をしなければならず、大掛かりな交換工事が必要になります。また、個人の一存で勝手に交換を行うことはできないので、まずはマンションの管理会社や大家さんへ不具合の連絡をするようにしましょう。もう1つのシステムは「住戸完結システム」というもので、オートロックと連動されていないものです。各住戸で完結したシステムのため、各住戸に交換が可能になります。住戸完結システムの特徴は、エントランスに集合玄関機がない、各住戸の前に住戸玄関機がある、共用部の管理室に管理室親機がないことです。この場合は自分で交換することが可能ですが、しっかり取り付けを行わないとさらなるトラブルにつながるため、専門的な業者へ交換をお願いすることでスムーズに作業が行えるだけでなく、まとめて依頼することで交換の費用もリーズナブルに抑えられる場合もあります。
◎アイホンの集合玄関機
アイホンの集合玄関機では、テンキーのボタン操作によりさまざまな設定を行うことができます。玄関機で設定できる項目は「声」「表示」「暗証番号」「その他」の4つとなっています。集合玄関機の各設定を行う前には、毎回テンキーの「*」→①→「*」→管理者番号の順でボタンを押す必要があります。なお管理者番号を設定する前の番号は「0000」となっているため、必ず違う場合に変更してから使用するようにしてください。エラーが発生すると「E5」と表示され、もう一度管理用番号を入力し直す必要があります。設定が終了すると集合玄関機の設定メニューのトップ画面に、「メニュー(0ー4) 」「0:シュウリョウ」と表示されます。なお、どの設定を行う場合でも、3分間操作を行わないと待ち受け画面に戻りますが、テンキーの「消」ボタンを押すと前の画面に戻ります。設定を変更する場合には、そのつど最後に必ず「呼出」ボタンを押して決定しないと、変更が反映されないため注意が必要してください。全ての設定の作業を終了する際には設定メニュートップ画面でテンキーを「0」→「呼出」の順で押してください。
○声の設定
声の設定では、キー入力音、電子錠プリトーン回数、着荷通知プリトーン回数、プリトーン音量を設定することが可能です。先ほど説明した手順で「メニュー(0ー4)」「0:シュウリョウ」と設定トップメニュー画面を表示したら、集合玄関機のテンキーを①→「呼出」の順で押します。キー入力音ではボタンを押した際の「ピ」という確認音を設定することができます。キー入力音を設定したい場合はテンキーの①、入力音を設定しない場合は②を選び、最後に「呼出」を押し決定します。電子錠プリトーン回数は、集合玄関機でオートドア、つまり電子錠を解錠した際の「ポーン」というプリトーン回数を設定します。テンキーの②→「呼出」の順序で押し【「0」0回①1回②2回③3回】のうちのどれかを選んで回数を決めテンキーを押したら、最後に「呼出」を押します。着荷通知プリトーン回数は、集合玄関機で電子錠を解錠した際の着荷通知音の「ポーン」というプリトーン回数を設定します。テンキーの③→「呼出」の順序で押し【「0」0回①1回②2回③3回】のうちのどれかの回数を選んだら、最後に「呼出」を押します。プリトーン音量では、電子錠プリトーンや着荷通知音の音量を設定します。テンキーの④→「呼出」を押し、同じくテンキーの①から⑨の数字のどれかを押します。数が小さいほど音は小さく、数が大きくなるほど音量も高くなります。最後に「呼出」を押します。
○表示の設定
表示の設定では、着荷表示時間、表示の明るさを設定することができます。まず、
「メニュー(0ー4)」「0:シュウリョウ」と設定トップメニュー画面を表示します。着荷表示時間の設定では、宅配着荷時に「着荷あり」と表示される着荷表示の継続時間を設定することができます。テンキーの①→「呼出」の順で押したら、テンキーの中の①から⑤までのどれかひとつを選択します。それぞれ①は5秒間②は10秒間③は20秒間④は30秒間⑤は60間秒「着荷あり」と集合玄関機の画面に表示されます。表示される時間を決めたら最後に「呼出」を押します。表示の明るさを設定する場合にはテンキーの②→「呼出」を押し、同じくテンキーの①から⑧までの数字のどれかを選択します。数が小さいほど画面は暗くなり、数が大きくなるほど画面は明るくなります。最後に「呼出」を押して決定します。
○暗証番号の設定
暗証番号の設定では、解錠用暗証番号と管理用番号を設定します。集合玄関機を使用するためには、どちらも必ず設定しなければならないため、忘れないようにしましょう。最初に「メニュー(0ー4)」「0:シュウリョウ」と設定トップメニュー画面を表示します。解錠用暗証番号は3つまで設定することができ、同時にその番号が有効な時間帯をテンキーで入力する必要があります。時間帯はふたつまで設定することが可能となっています。解錠の開始時刻、終了時刻を有効時間帯Aまたは有効時間帯Bに入力しますが、例えば有効な時間帯を00:00~24:00の間とすると集合玄関機を常時解錠することができますが、00:00~00:00とすると解錠できなくなるため気をつけましょう。解錠用暗証番号を設定する場合はテンキーの①→「呼出」の順で押し、暗証番号を決めたらテンキーの①から③を押して変更する暗証番号を選びます。次に「呼出」を押して4桁の暗証番号を入力して「呼出」を押し決定します。それから解錠用暗証番号の有効な時間帯の開始時刻と終了終了を入力し「呼出」を押し決定します。管理用番号では、集合玄関機の設定を変更する際に必要な番号を設定します。テンキーの②→「呼出」の順で押し、管理用番号を決めたらテンキーの「0」から⑨を使い4桁の数字を押し、最後に「呼出」を押し決定します。なお解錠用暗証番号や有効時間帯を決めたら、必ず集合玄関機の取扱説明書にそれらを記入しておき、忘れないようにしてください。「0000」は解錠用の暗証番号として使用できず、解錠操作もできないため注意してください。
○その他の設定
ほかにも、日時設定、連続解錠時間帯、移報接点出力設定、みやすさ設定や、バージョン確認、初期化、録画消去の操作を行うことができます。まず「メニュー(0ー4)」「0:シュウリョウ」と設定トップメニュー画面を表示したらテンキーの④→「呼出」を押します。日時設定では、集合玄関機の制御装置の日時を設定します。テンキーの①→「呼出」を押したら、テンキーの「0」から⑨を使い「西暦の下桁2と、月(2桁)日(2桁)時(2桁)分(2桁)」を入力し「呼出」を押して決定します。連続解錠時間帯では、連続解錠する時間帯を2つまで設定することができます。ひとつだけ設定したいという場合は開始時刻、終了時刻を、連続解錠時間帯1または連続解錠時間帯2のいずれかに入力します。その際には必ず集合玄関機の取扱説明書に設定した連続解錠時間帯を記入して覚えておくようにしてください。連続解錠時間帯を00:00~24:00とすると集合玄関機は常時解錠できる状態となり、00:00~00:00とすると常時施錠しているため開けられない状態となるため注意が必要です。連続解錠時間帯を設定する場合はテンキーの②→「呼出」を押してから、同じく「0」から⑨を押して、連続解錠時間帯の開始時刻と終了時刻を00:00~24:00の時間帯で入力し、最後に「呼出」を押します。移報接点出力設定では、住宅用火災警報器が火災を感知した場合、集合玄関機を連動させて異常を知らせる際の設定を行います。初期設定では「移報しない」となっています。テンキーの③→「呼出」→「0」を押し、次にテンキーの【「0」イホウシナイ①ハンヨウ1②ガスモレ③ガスミセツゾク④ガスカンキ⑤イジョウ⑥ボウハン1⑦ボウハン2⑧ハンヨウ2】の中からどれかひとつを選んで押し「呼出」を押します。移報接点5の出力設定まで繰り返し行ったら「呼出」を押して決定します。途中で設定を保存する場合には「消」を押してから①を押すと設定が保存され、その他の設定のトップ画面に戻ります。みやすさ設定では、カメラ付きの集合玄関機において逆光補正の有無の設定をすることが可能です。テンキーの④→「呼出」の順で押したら、逆光補正する場合は①を、しない場合は②のボタンを押し、最後に「呼出」を押します。バージョン確認では、集合玄関機、ソフトウェアのバージョンを確認することができます。テンキーの⑤→「呼出」の順で押すと、「X:集合玄関機」「D:ソフトウェア」がそれぞれ表示され「呼出」を押すと元に戻ります。初期化では、設定を初期の状態に戻すことができます。ただし、日時設定と移報接点出力設定は初期化されないため注意が必要です。テンキーの⑥→「呼出」→「0」の順で押します。そうすると画面に「ショキカシマシタ」と表示され、約2秒後にその他の設定画面に戻ります。録画消去では、施工完了後、全住戸親機に保存されている録画データを消去することができます。なお住戸親機がシステムに接続されていて、電源が入っており待受状態の場合に削除され、住戸親機で保護されているデータも消去されます。テンキーの⑦→「呼出」→「0」の順で押すと「ロクガショウキョソウサシマシタ」と表示され、約2秒後にその他の設定画面に戻ります。
○ズーム位置の設定(カメラ付きのみ)
カメラ付きの集合玄関機は、居室と通話中にカメラのズームの位置を設定することができます。なお居室でズーム操作を行った際や居室に自動録画されるカメラ位置の設定を行う際には、必ず居室とエントランスで映像を見ながら行い、集合玄関機の取扱説明書に設定したズーム位置を記入しておくようにしてください。初期設定ではカメラのズームの位置は中央になっていますが、テンキーを操作することで上下方向、左右方向ともに11ステップ移動させることが可能です。操作方法は、居室と通話の最中にテンキーの「*」→⑥→「*」の順で押したら管理番号を入力します。10秒間操作しないと通話画面に戻り、カメラ位置調整画面はカメラ位置を操作すると最大1分間表示されます。次に居室画面をズーム画面にします。そうしたらテンキーの②④⑤⑥⑧のどれかを押してカメラの位置を調整します。②は上④は左⑤はデフォルト位置の中央⑥は右⑧は下にそれぞれカメラの位置が動きます。ボタンを押してカメラの位置を定めたら最後に「呼出」を押します。
○音量の設定
居室と通話中に集合玄関機の受話音量を設定することができます。詳細は取扱説明書を確認してください。
○不具合で困った時
何らかの不具合が起こった場合には、どんな症状があるのかにより確認する内容や処置方向が異なります。集合玄関機や管理室親機の表示部が表示されない場合には、制御装置のスイッチが入っているか確認し、入っていない場合には電源を入れてください。また制御装置の商用電源(AC100V)が入っているかもチェックして、入っていない場合は入れてください。さらに集合玄関機や管理室親機の「+」「-」の端子がきちんと接続されているか確認して、入っていなければ接続するようにしましょう。居室に呼び出しができない場合には、親機の部屋番号が正しく設定されているかどうか確認し、間違っている場合には正しく設定してください。制御装置の商用電源(AC100V)が入っているかもチェックしましょう。また、玄関子機もしくは住戸アダプター機器内の「R1」「R2」「RB1」「RB2」端子それぞれの配線が正しいかどうかも確認してください。集合玄関機から全居室に呼出ができない場合には、集合玄関機器内の「D1」「D2」端子の配線を確認し、集合玄関機の番号、つまり設定スイッチが正しく設定されているかどうかも同時に確認してください。管理室親機から全居室に呼出ができない場合には、管理室親機の機器内にある「K1」と「K2」端子の配線を、玄関子機から呼出ができない場合には、子機の機器内の「A1」「AK2」端子の配線が正しいかどうかそれぞれ確認しましょう。
○エラー表示
エラーが発生すると、集合玄関機や管理室親機に以下のようなエラーが表示されます。「E2」と表示されたら入力した部屋番号が間違っており、住戸パターンに存在しない部屋番号を入力しているか、また呼び出した親機の電源が入っていない可能性があるため、正しい部屋番号を入力してください。さらに集合玄関機から制御装置の配線がつながっていないか断線している状態で親機を呼び出している、もしくは集合玄関機な親機と制御装置の配線がつながっていないか断線していることも考えられるため、配線を確認しましょう。「E3」と表示されたら集合玄関機番号、つまり設定スイッチの番号が重複しているため、違う番号に変更してください。「E5」と表示された場合は、解錠用暗証番号または管理用番号が違うか、または有効時間帯以外である可能性があります。「E6」と表示された場合は、電源を入れ直して日時を設定し直してください。「E7」と表示されたら、制御装置の電源を入れた際に親機と制御装置の配線が短絡、つまりショートしている、または管理室親機と制御装置、集合玄関機と制御装置の配線がショートまたは断線している可能性が考えられます。
◎廃盤リスト
◎まとめ
アイホンのインターホンはさまざまな機能を備えています。防犯面においても重要な役割を果たすアイホンのインターホンですが、古いインターホンをそのまま使い続けていると、不具合が起きるリスクが上がってしまいます。アイホンの古いインターホンは、約10~15年で交換が必要であると言われています。古いインターホンからの声が聞こえづらい、画面に何も写らなくなってしまったという不具合が見られた場合には、専門業者に依頼して交換するようにしましょう。アイホンの古いインターホンの交換を依頼する業者を探す場合は、安い価格で請け負う所を探すことも大切ですが、保証面やアフターフォロー体制が万全であるなど、信頼して交換を依頼できる所を探すことも大切です。カギ舎セキュスターズではアイホン社製の古いインターホンの交換などを承っています。できるだけスピーディーに、予算に見合ったお安い費用で設置や交換をしたいという方は24時間365日対応しているカギ舎セキュスターズへご相談ください。