◎痴呆による行方不明者は増加傾向
高齢化社会が急速に進んでいる現代において、痴呆による徘徊はけして他人事ではありません。警察庁の発表によると、令和元年に全国の警察に捜索依頼が出された徘徊など痴呆による行方不明者は、1年間で約1万7千人にものぼり、年々その数は増加していると言われています。行方不明から時間が経過すればするほど生存率は下がるとされており、徘徊した人が生存していた場合でも、自宅から遠く離れた場所で発見されたり、本人が自分のことを説明できずに身元不明者として保護されてしまうケースがあります。また、交通事故にあい怪我をしたり、何らかの事件に巻き込まれる可能性もあるでしょう。痴呆による徘徊は家族への負担が大変大きく社会問題になっています。家族が気づかない間にいつの間にか外に出てしまう可能性があるため、片時も気が休まることがありません。痴呆の人の身の安全を確保し、家族の心身の負担を軽減するためにも、徘徊対策のために玄関や勝手口、窓などに鍵をつけることは非常に重要であると言えます。
◎痴呆による徘徊対策
痴呆が原因の徘徊対策をする際には、鍵の設置箇所についてあらかじめよく吟味しておくことが重要です。玄関や勝手口などはもちろんですが、鍵を取り付ける場所はそれぞれの家の構造により異なるため、徘徊対策を完璧に近づけるためにも、施工前に人が通り抜けられるような場所を確認しておくことが大切です。また、外に出る際に窓を使用することも想定して窓にも鍵を設置して徘徊対策を講じた方がいいでしょう。玄関や窓に鍵を設置するのは徘徊対策のために有効な手段ですが、家族の中には鍵の取り付けを行うことに抵抗がある人もいるため、徘徊対策は十分に家族の中で話し合い慎重に進めるようしてください。また、痴呆の方の徘徊対策の鍵の取り付けや鍵交換をする場合には、お住まいの市町村から補助金が出るケースもあります。地域によって手続きの方法や提出書類、また補助金の出る条件が異なるため、一度区役所や市町村役場などに確認することをおすすめします。
◎徘徊防止対策で使われる鍵の種類
着脱式のサムターン錠はドアの外側の鍵は変えずに、内側のサムターン交換をすることで徘徊対策を行います。サムターン自体が鍵のようになっているタイプで通常の鍵と同じように使うことが可能ですが、サムターンの取り外しを行うことにより徘徊対策になります。他にも徘徊対策向きとしてはドアの持ち手の部分に鍵が付いていて取り外しができ、持ち手を差し込むことにより鍵の開閉ができる徘徊対策向きのタイプがあります。外したサムターンが磁石になっていて金属部分に貼り付けておくことができるタイプもあり、痴呆の方の手の届かないところに貼っておくと、外に出ることができないため効率的に徘徊対策ができ、家族の方も鍵を失くしにくいというメリットがあります。空転式サムターンは先端に鍵がついており、鍵をかけたい場合にはサムターンを回して鍵を取るだけで済み、徘徊する方が回しても空転するため鍵が開かないような仕組みとなっています。両面シリンダー錠は、ドアの内側にも鍵がついており徘徊対策を行うことが可能となっています。そのため、外から解錠する際だけではなく内側から開ける際にも鍵が必要になるため、鍵をしっかり保管していれば家族が寝ている間に1人で外出してしまうなどという心配もなく徘徊対策に向いています。
工事の必要がなく今ドアについている鍵穴にかぶせるだけで徘徊対策ができるのが補助錠と言われるものです。さまざまなシリンダーに対応している補助錠があり、サムターンのツマミにかぶせるだけで回せなくなるため、手軽に徘徊対策ができ大変便利です。ホームセンターなどでよく見かける南京錠は、徘徊対策のために補助錠として使うことも可能です。南京錠にはダイヤル式のものをあるため、そちらを使えば痴呆による徘徊対策をさらに万全にすることができます。キーレス錠である暗証番号式の鍵には機械式と電子式があり、暗証番号を設定することにより使用することができ徘徊対策を行うことができます。暗証番号を何度でも変更できたり、使うたびにテンキーの配列が変わるものなど種類も豊富で痴呆による徘徊対策にぴったりです。指紋認証型のキーレス錠であれば、痴呆の方を除いた家族の方の指紋を登録しておくことで徘徊対策することが可能です。自動車のキーレス錠のように、ポケットやカバンの中に入れておけば、ドアノブを触るだけで解錠できる徘徊対策向きのタイプの電子錠もあります。
ドアの他にも痴呆による徘徊対策のために窓にも補助錠をつけることも大変効果的です。窓に取り付ける徘徊対策のための補助錠には、大きく分けると窓枠やガラスに取りつけるものと、レールに取りつけるものの2種類があります。窓枠や窓ガラスに取りつけるタイプは両面テープやビスで固定し徘徊対策を行います。レールに取り付けるタイプは上枠の場合はレールに差し込み、下枠に取り付ける場合はツマミを回して窓枠にしっかりと固定させて徘徊対策します。ただし強く締めつけすぎると枠やガラスを傷つけてしまう可能性があるため、徘徊対策のために設置する際には慎重に作業を行いましょう。さらに補助錠に鍵がついており鍵を回すことで二重にロックできるタイプもあり、こちらも痴呆による徘徊対策に向いていると言えます。
◎センサーやアラームを活用した徘徊対策
徘徊対策としてはドアに鍵をつける方法の他にも、センサーやアラーム機能のついているグッズを取り付けることで、痴呆による徘徊対策を強化することができます。徘徊する方が玄関などに近づいた際にセンサーが反応してアラームが鳴るため、家族の方は家を出てしまう前に徘徊を止めることができるので立派な徘徊対策になります。また痴呆の方の部屋にセンサーを取り付け徘徊対策を行うタイプのものもあり、センサーと本人の距離がある程度離れるとアラームが作動する仕組みとなっていて徘徊対策を行うことが可能となっています。このようなグッズや鍵を併用すれば、常に家族がそばに付き添っていなくても、痴呆の方が部屋を出た際になどにすぐ気がつくことができ徘徊対策につながります。特に夜や就寝中には痴呆の方の行動を逐一把握することは大変難しいため、家族の負担を減らすためにもセンサーやアラームをうまく活用して徘徊対策をしてください。
◎まとめ
高齢化による介護や痴呆による徘徊などの問題がクローズアップされる中、玄関や勝手口などに鍵を設置して徘徊対策を行うことは家族の方の負担を軽くし、痴呆の方の安全を守る上でも非常に効果的であると言えるでしょう。カギ舎セキュスターズでは痴呆による徘徊対策のための鍵の設置や交換なども承っております。24時間365日鍵に関するさまざまなご相談に対応しておりますので、徘徊対策など鍵のことでお困りの方はご連絡ください。
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◎痴呆による行方不明者は増加傾向
高齢化社会が急速に進んでいる現代において、痴呆による徘徊はけして他人事ではありません。警察庁の発表によると、令和元年に全国の警察に捜索依頼が出された徘徊など痴呆による行方不明者は、1年間で約1万7千人にものぼり、年々その数は増加していると言われています。行方不明から時間が経過すればするほど生存率は下がるとされており、徘徊した人が生存していた場合でも、自宅から遠く離れた場所で発見されたり、本人が自分のことを説明できずに身元不明者として保護されてしまうケースがあります。また、交通事故にあい怪我をしたり、何らかの事件に巻き込まれる可能性もあるでしょう。痴呆による徘徊は家族への負担が大変大きく社会問題になっています。家族が気づかない間にいつの間にか外に出てしまう可能性があるため、片時も気が休まることがありません。痴呆の人の身の安全を確保し、家族の心身の負担を軽減するためにも、徘徊対策のために玄関や勝手口、窓などに鍵をつけることは非常に重要であると言えます。
◎痴呆による徘徊対策
痴呆が原因の徘徊対策をする際には、鍵の設置箇所についてあらかじめよく吟味しておくことが重要です。玄関や勝手口などはもちろんですが、鍵を取り付ける場所はそれぞれの家の構造により異なるため、徘徊対策を完璧に近づけるためにも、施工前に人が通り抜けられるような場所を確認しておくことが大切です。また、外に出る際に窓を使用することも想定して窓にも鍵を設置して徘徊対策を講じた方がいいでしょう。玄関や窓に鍵を設置するのは徘徊対策のために有効な手段ですが、家族の中には鍵の取り付けを行うことに抵抗がある人もいるため、徘徊対策は十分に家族の中で話し合い慎重に進めるようしてください。また、痴呆の方の徘徊対策の鍵の取り付けや鍵交換をする場合には、お住まいの市町村から補助金が出るケースもあります。地域によって手続きの方法や提出書類、また補助金の出る条件が異なるため、一度区役所や市町村役場などに確認することをおすすめします。
◎徘徊防止対策で使われる鍵の種類
着脱式のサムターン錠はドアの外側の鍵は変えずに、内側のサムターン交換をすることで徘徊対策を行います。サムターン自体が鍵のようになっているタイプで通常の鍵と同じように使うことが可能ですが、サムターンの取り外しを行うことにより徘徊対策になります。他にも徘徊対策向きとしてはドアの持ち手の部分に鍵が付いていて取り外しができ、持ち手を差し込むことにより鍵の開閉ができる徘徊対策向きのタイプがあります。外したサムターンが磁石になっていて金属部分に貼り付けておくことができるタイプもあり、痴呆の方の手の届かないところに貼っておくと、外に出ることができないため効率的に徘徊対策ができ、家族の方も鍵を失くしにくいというメリットがあります。空転式サムターンは先端に鍵がついており、鍵をかけたい場合にはサムターンを回して鍵を取るだけで済み、徘徊する方が回しても空転するため鍵が開かないような仕組みとなっています。両面シリンダー錠は、ドアの内側にも鍵がついており徘徊対策を行うことが可能となっています。そのため、外から解錠する際だけではなく内側から開ける際にも鍵が必要になるため、鍵をしっかり保管していれば家族が寝ている間に1人で外出してしまうなどという心配もなく徘徊対策に向いています。
工事の必要がなく今ドアについている鍵穴にかぶせるだけで徘徊対策ができるのが補助錠と言われるものです。さまざまなシリンダーに対応している補助錠があり、サムターンのツマミにかぶせるだけで回せなくなるため、手軽に徘徊対策ができ大変便利です。ホームセンターなどでよく見かける南京錠は、徘徊対策のために補助錠として使うことも可能です。南京錠にはダイヤル式のものをあるため、そちらを使えば痴呆による徘徊対策をさらに万全にすることができます。キーレス錠である暗証番号式の鍵には機械式と電子式があり、暗証番号を設定することにより使用することができ徘徊対策を行うことができます。暗証番号を何度でも変更できたり、使うたびにテンキーの配列が変わるものなど種類も豊富で痴呆による徘徊対策にぴったりです。指紋認証型のキーレス錠であれば、痴呆の方を除いた家族の方の指紋を登録しておくことで徘徊対策することが可能です。自動車のキーレス錠のように、ポケットやカバンの中に入れておけば、ドアノブを触るだけで解錠できる徘徊対策向きのタイプの電子錠もあります。
ドアの他にも痴呆による徘徊対策のために窓にも補助錠をつけることも大変効果的です。窓に取り付ける徘徊対策のための補助錠には、大きく分けると窓枠やガラスに取りつけるものと、レールに取りつけるものの2種類があります。窓枠や窓ガラスに取りつけるタイプは両面テープやビスで固定し徘徊対策を行います。レールに取り付けるタイプは上枠の場合はレールに差し込み、下枠に取り付ける場合はツマミを回して窓枠にしっかりと固定させて徘徊対策します。ただし強く締めつけすぎると枠やガラスを傷つけてしまう可能性があるため、徘徊対策のために設置する際には慎重に作業を行いましょう。さらに補助錠に鍵がついており鍵を回すことで二重にロックできるタイプもあり、こちらも痴呆による徘徊対策に向いていると言えます。
◎センサーやアラームを活用した徘徊対策
徘徊対策としてはドアに鍵をつける方法の他にも、センサーやアラーム機能のついているグッズを取り付けることで、痴呆による徘徊対策を強化することができます。徘徊する方が玄関などに近づいた際にセンサーが反応してアラームが鳴るため、家族の方は家を出てしまう前に徘徊を止めることができるので立派な徘徊対策になります。また痴呆の方の部屋にセンサーを取り付け徘徊対策を行うタイプのものもあり、センサーと本人の距離がある程度離れるとアラームが作動する仕組みとなっていて徘徊対策を行うことが可能となっています。このようなグッズや鍵を併用すれば、常に家族がそばに付き添っていなくても、痴呆の方が部屋を出た際になどにすぐ気がつくことができ徘徊対策につながります。特に夜や就寝中には痴呆の方の行動を逐一把握することは大変難しいため、家族の負担を減らすためにもセンサーやアラームをうまく活用して徘徊対策をしてください。
◎まとめ
高齢化による介護や痴呆による徘徊などの問題がクローズアップされる中、玄関や勝手口などに鍵を設置して徘徊対策を行うことは家族の方の負担を軽くし、痴呆の方の安全を守る上でも非常に効果的であると言えるでしょう。カギ舎セキュスターズでは痴呆による徘徊対策のための鍵の設置や交換なども承っております。24時間365日鍵に関するさまざまなご相談に対応しておりますので、徘徊対策など鍵のことでお困りの方はご連絡ください。