最新の鍵は防犯性も高い

建物や家を守るためのカギは、複雑で精巧な構造で高い防犯性のある最新の鍵と、構造が簡単な形状の以前から存在する古いカギに、大きく大別できます。最新の鍵や古いカギはどういったものになっているのか、それぞれの特徴についてご紹介します。古いカギと最新の鍵のそれぞれの防犯性の違いを知ることで、最新の鍵が防犯性に優れ、古いカギが防犯性に乏しく空き巣に合いやすいかご理解いただけると思います。

◎最新の鍵と古いカギ

最新の鍵はディンプルキーと呼ばれるものがあり、古いカギはディスクシリンダーやピンシリンダーがあります。最新の鍵のディンプルキーのディンプルとは【えくぼ】や【くぼみ】という意味があり、鍵の表面に複数の丸いくぼみがある鍵です。一方、古いカギのピンシリンダーは、鍵の片側がギザギザの凹凸である鍵、ディスクシリンダーは鍵の両側がギザギザの凹凸である鍵をさします。鍵の差し込み口のシリンダーの内部にピンという部分があります。ピンと鍵の形状が合致することにより解錠できるつくりになっています。ピンシリンダーは、シリンダー内のピンの向きが一方にあり、ディスクシリンダーはピンが上下の方向に存在します。最新の鍵のディンプルキーは上下のみではなく左右もピンがあって、古いカギのディスクシリンダー、ピンシリンダーに比べて複雑な構造となっています。

◎古いカギの防犯性

古いカギであるピンシリンダー、ディスクシリンダーは鍵の差し込み口であるシリンダーの構造が、最新の鍵のディンプルキーよりもシンプルなため、防犯性が低いとされています。ピンシリンダーはピンが上方向のみ、ディスクシリンダーはピンが上下のみで、ピンの数が少なくなるとピッキングがしやすく防犯性が落ちてしまいます。数方向のピンが存在する最新の鍵のディンプルキーはピッキングが容易でなく防犯性があるのに対し、ピンの少ない古いカギのディスクシリンダー、ピンシリンダーはピッキングで数分もせずに解錠されてしまうので防犯性が低いと言えます。空き巣に関するデータでは、空き巣が鍵の解錠を始めてから5分以上の時間が要し最新の鍵で防犯性が強いと判断された際、半数の空き巣犯が鍵の解錠をあきらめるそうです。逆に数分で空き巣に突破される古いカギのディスクシリンダー、ピンシリンダーは防犯性で劣っているのはお分かりいただけるかと思います。また空き巣は、狙う家を事前に決めてから犯行に及ぶと言われています。空き巣に狙われやすい家の特徴のひとつは「ピッキングしやすい」ことなので、古いカギがついているとそれだけで空き巣のターゲットとなりやすくなってしまいます。空き巣にあう以外にも、古いカギの防犯性が低い原因は他にもあります。最新の鍵のディンプルキーに比べて、古いカギのディスクシリンダー、ピンシリンダーはかんたんに複製することができます。また、鍵自体には寿命があり、世間一般ではおよそ10年が鍵の寿命であると言われています。鍵を使用する回数、鍵の扱い方、時間の経過で鍵本体の形が変わってしまったり、破損箇所が生まれる、酸化してサビが生まれるなどの劣化があらわれます。鍵の差し込み口であるシリンダーも雨風に長い時間さらされることで、サビができホコリなどのゴミが付着し、鍵を刺しても回りにくくなる、抜けづらくなる、鍵が入らなくなるなどの症状が現れます。時間経過によって劣化した古いカギは脆くなっており、あらゆる面で防犯性が落ちている可能性があります。鍵の寿命である10年がたっていなくても劣化が及んでいる際は最新の鍵に取り替えた方が良いでしょう。

◎最新の鍵の防犯性

最新の鍵のディンプルキーは、シリンダー内の構造の緻密さから、極めて防犯性が強いです。最新の鍵はシリンダー中のピンの数が、古いカギであるピンシリンダー、ディスクシリンダーと比べて数方向についているため、ピッキングが難しくなっています。最新の鍵はピン数がたくさんになると、多くのピンを開けなればならずピッキングに強いと言えます。最新の鍵のディンプルキーは、ピンの方向が上下左右についているタイプの他に斜めについているタイプもあり、ピン数がたくさんあるディンプルキーほど高い防犯性を備えた最新の鍵になります。空き巣が5分とかからない内に解錠してしまう古いカギのディスクシリンダー、ピンシリンダーに対して、精密な構造でできている最新の鍵であるディンプルキーは解錠しようとすると、最新の鍵に対応した専用の道具や高度な解錠技術が必要になります。結果5分以上要し空き巣が諦めてしまうということになり防犯性の高さを証明しています。またピッキング以外にも最新の鍵は、ドリルなど外部からの物理攻撃に対して鍵の差込口であるシリンダーが合金で作られ硬度があるほど、耐性が強まり、高い防犯性が期待できます。最新の鍵を選ぶなら、シリンダー自体の硬度も選択する基準にするのをおすすめします。最新の鍵のディンプルキーは、登録制になっているものとそれ以外のものの２種類存在します。通常、登録制で最新の鍵であるディンプルキーは街の中でよく見かける靴修理や合鍵作成できるお店で合鍵を作ってもらうことができない場合があります。一方、登録制のディンプルキーの場合は登録証明がないと合鍵をつくることができないため、不正な合鍵作成防止が可能です。最新の鍵のディンプルキーを選択する目安として、登録制であるかどうかも考慮に入れてみることもおすすめします。最新の鍵では、ディンプルキーの他に、「スマートロック」の人気が高くなっています。スマートロックとは、スマートフォンなどの電子機器を使って鍵を開け閉めできるもので、スマートフォンを持ったまま近づくとハンズフリーで開け閉めできたり、スマートフォンの専用アプリで操作をして開け閉めできたりします。スマートフォン以外にも、カードタッチ式、暗証番号式、指紋認証式などいろいろな種類の操作手段を選んで追加することができるものがありますので、スマートフォンを持たないお子様や年配のご家族がいても問題ありません。この最新の鍵、スマートロックには鍵穴がないので、ピッキングされる心配がなく防犯性が非常に高いといえます。

◎古いカギから最新の鍵への交換はカギ舎セキュスターズまで

最新の鍵や古いカギがどういったものか、最新の鍵は複雑な構造となっておりどれほど防犯性が高度になっているか、古いカギが構造上の問題や耐久性に関していかに防犯性が低く危険であるかをご紹介しました。古いカギのままにしておくと防犯性が低くなり、どうしても空き巣に犯行で狙われやすくなってしまいます。彼らはプロなので一瞬で簡単に解錠できるか、解錠の困難な最新の鍵であるか見極め犯行に及びます。「自分は大丈夫だろう」という油断が、盗難にあってしまうことにつながります。盗まれてしまえば「あの時古いカギを最新の鍵に換えておけば、大切な商品も守れたのに」と後悔してもしきれないと思います。家を守るためにも、古いカギから最新の鍵に交換してみてはいかがでしょうか？最新の鍵にすることで盗難の危険を減らすことができますし、多少の費用がかかっても最新の鍵にするメリットの方が大きいと考えられます。最新の鍵への取り替えをお考えの方はぜひカギ舎セキュスターズをご利用ください。疑問などお気軽に相談いただければ、お客様ひとりひとりに適した最新の鍵をご提案いたします。